暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第四十九話 ランカ=アタック
[3/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
もしているのだ」
「ああ、やっぱり」
「そうだったのね」
「それでか」
 皆ヴィレッタのその話を聞いて納得したのだった。
「何か言う程のものがないと思ったら」
「衰微していた」
「そういうことか」
「成程ね」
「そしてだ」
 ヴィレッタはさらに話すのだった。
「宇宙怪獣の最大拠点が母星に近い」
「それってまずいんじゃ」
「そうよね」
「ちょっと」
「洒落にならないんじゃ」
 皆話してそのうえでまた考える。
「何かバルマーも問題あるみたいな」
「敵は多いしそのうえ」
「種族としても衰えてる?」
「そんな感じ?」
「否定できないな」
 ヴィレッタの言葉はこれだった。
「今のバルマーは」
「そうですよね、やっぱり」
「そんな風に感じます」
 皆もここで話すのだった。
 そしてだ。ふとミシェルが言った。
「そういえばだけれどな」
「どうかしたんですか?」
「いや、歌うのはランカちゃんだろ?」
 彼が言うのはこのことだった。
「それだけれどな」
「そのことですか」
 それを聞いてだ。ルカも考える顔になった。
「そういえばそうですよね」
「御前も知らないのか」
「はい、ちょっと」
 こうミシェルに述べるのだった。
「僕もそれが不思議でして」
「普通ここはあれだろ」
 デュオも怪訝な顔で話す。
「シェリルさんだよな」
「俺もそう思う」
 ウーヒェイも同じ考えだった。
「何故シェリル=ノームではない」
「人気だけではない。実力も確かだ」
 トロワもこのことを認めた。
「それを考えればだ」
「そうだよね。ランカちゃんが決して悪いという訳ではないけれど」
 カトルも妙に思っている。
「それでも。シェリルさんではないのは」
「噂だが」
 ここではノインが言ってきた。
「シェリル=ノームは今病気だしいな」
「あっ、そういえば」
 ヒルデが彼女の言葉にふと気付いた。
「最近テレビに出ないわよね」
「それでだったのか?」
「それでランカちゃんなのか?」
「シェリルさんが歌えないから」
「そうじゃないかしら」
 皆今度はシェリルについて考えるのだった。
「大丈夫かな」
「そうよね」
「ちょっと心配だけれど」
「何の病気かしら」
 皆話す。次第にシェリルのことが心配になってきた。
 そのシェリルはだ。今は病院の中にいた。そうしてだった。
 グレイスが横にいてだ。その彼女と話していた。
「もういいわよね」
「あら、起きたいのかしら」
「ええ、もう大丈夫よ」
 こうグレイスに言うのだった。
「だからね。退院させて」
「駄目よ、それは」
 しかしグレイスはその彼女を止めた。
「まだよ」
「だから病気のことはもう大丈夫よ」
「それでもよ。たま
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ