第四十八話 崩れ落ちる邪悪の塔
[8/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
るのであった。
「さて、キャンベル星もボアザン星も解放された」
「それじゃあ後は」
「ソール遊星かな、いよいよ」
「遂に」
皆それぞれ話す。しかしだった。
ここでだ。レオンが一同に言ってきた。
「それでだが」
「はい」
「何かあったんですか?」
「君達に頼みがあるのだが」
こう言うのであった。
「またバジュラが何時来るかわからないな」
「あっ、そうですね」
「あいつ等のことがあったんだ」
「まだかなりいたよな」
「というか連中のこと全然わかってないし」
皆このことも思い出した。
「あの連中のことですか」
「どうするかですね」
「それについてだ」
また言ってきたレオンだった。
「君達に頼みがある」
「そうなのだ」
ここで美知島も出て来た。
「是非君達の力が必要なのだ」
「是非って」
「そこまでなんですか」
「一体何をされるんですか?」
こう疑念も持つのだった。
「私達全員ですよね」
「そこまでって」
「バジュラの殲滅ですか?」
「言うならばそうだ」
まさにそうだと返す美知島だった。
「これからの我々の為にもだ」
「僕達の為ですか」
応えたのは慎悟だった。
「それだからこそ」
「そうだ、君達の為でもある」
レオンは慎悟の言葉にも応えた。
「結果としてそうなる」
「そうなんですね。それじゃあ」
華都美もここで頷いた。
「私達も是非」
「そうしてくれるか。それではだ」
「はい、一体」
「何をされるんですか?」
「実はヒントを見たのだ」
また言うレオンだった。
「リン=ミンメイ、そしてファイアーボンバーの諸君からだ」
「何だ?俺達かよ」
それを聞いて声をあげたのはバサラだった。
「俺達の歌にかよ」
「かつて歌によって戦いを終わらせてきた」
「俺は戦い嫌いだしな」
バサラもレオンの言葉に応えて言う。
「だから歌うんだよ」
「バジュラにも同じだ」
「バジュラにも?」
「そうだ。歌で彼等を攻める」
そうするというのである。
「それがこれからのバジュラへの作戦だ」
「倒すとかより歌で奴等との戦いが終わるんならな」
バサラはいぶかしみながらもレオンの言葉を聞いていた。
「ただな」
「ただ、か」
「俺はバジュラを倒すことには反対だぜ」
「それはわかっている」
「わかってるっていうのかよ」
「だから君達ファイアーボンバーにはやってもらうことはない」
それはないというのだった。
「別の歌手がすることになるだろう」
「別の歌手?」
「それって一体」
「誰?」
皆そのことについても考えだした。
「それが問題だけれど」
「ええと、ファイアーボンバーじゃない」
「じゃあ一体」
「誰?」
「それじ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ