暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第四十七話 二人の決断
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

 京四郎が二人のマシンを見て言った。
「来たか」
「聞こう、何故だ」
 ハイネルの言葉だ。
「何故そなた達はまずボアザンに向かわなかった」
「何故宇宙怪獣と戦っている」
 リヒテルもそのことを問う。
「ボアザンは目の前だというのにだ」
「先に宇宙怪獣を倒すというのか」
「決まっている!それは!」
 最初に答えたのは健一だった。
「そのボアザンの為だ!」
「そのボアザンの?」
「ボアザンの為だというのか」
「ああ、そうだ」
 今度は一平が答えた。ボルテスもまた宇宙海獣達を次々と倒している。
「その為だ、ボアザンの為だ!」
「そうよ、この宇宙海獣達を放っておいたら」
 めぐみも言う。
「ボアザンは大変なことになるわ!」
「既にボアザンに兵はいない」
「既にな。もういはしない」
 ハイネルとリヒテルがこのことを指摘した。
「キャンベル星と同じく次々と兵達も目覚めた」
「残る兵は僅かだ。解放は間違いないというのにか」
「間違いないからでごわす」
「そういうことだよ」
 大次郎と日吉の言葉だ。
「それよりも宇宙怪獣でごわす!」
「この連中をボアザンに行かせるか!」
「ズ=ザンバジルと宇宙怪獣を戦わせることもできた」
 ハイネルはこうも話した。
「それは考えなかったのか」
「そんなこと考えるものか!」
 一矢の返答である。
「ボアザンの人達をこんな連中の前に晒せるか!」
「それが理由か」
 リヒテルは一矢のその言葉をしかと聞いた。
「それがだというのだな」
「そうだ、その通りだ!」
「俺達はボアザンの人達の為にも戦う!」
 健一と一矢は同時に言い切った。
「それが俺達だ!」
「ロンド=ベルだ!」
「ボアザンの為にもか」
「戦うというのだな」
「そして生きる!」
 健一はさらに続けた。
「ボアザン星の人達を守り戦う為にだ。生きる!」
「そういうことだ。俺も同じだ!」
 一矢は叫びながらだ。目の前にいる宇宙怪獣の合体型にだ。あの技を出した。
「ダブルブリザアアアアアアアアアドッ!!」
「むっ!」
「あの技かか!」
「そうだ、あの技だ!」
 一矢は二人にも応えた。そうしてだった。
 その技を出した。
「ファイアアアアアアアアストオオオオオオオオオム!!」
 炎も出した。そして。
「必殺!烈風!!正拳突きイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!」
 それで宇宙怪獣を一気に突き破った。それで決まりだった。
「強い・・・・・・」
「また腕をあげたな」
 二人は一矢のその技を見てあらためて言った。
「それがか」
「今の御前の心か」
「ああ、そうだ」
 まさにその通りだと答える一矢だった。
「これでわかってくれたか」
「兄さん、俺もだ!」
 一矢も
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ