暁 〜小説投稿サイト〜
アドリアーナ=ルクヴルール
第四幕その一
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
達もそれを待ち望んでいますよ」
「私を愛する人ですか?そんな人達が一体何処に・・・・・・」
「それは・・・・・・」
 ミショネは次の言葉を言おうとする。だが中々言えない。口ごもってしまう。だが言った。
「今この場に」
「貴方がですか?」
「はい」
 彼はここで先程の言葉を後悔した。言うべきではなかった、と思った。
「父親の様な、その暖かい気持ちで」
 無難な言葉だった。そうとしか言えなかった。だがこの言葉こそ自分が言うに相応しい言葉だと思った。
「有り難うございます。貴方はいつも私の味方をしてくれます。けれどもう私はあの時から一時も動けないのです」
「あの時?それは何時ですか?」
 ミショネは尋ねた。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ