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Muv-Luv Alternative~一人のリンクス~
ヴァルキリー隊
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、遠慮なく室内に足を踏み入れる。
「何をやっていたんだ?」
「機密事項だから言えないけど…まぁ重要な事よ。白銀が持ってきた情報のおかげで一気に進んじゃってね。こっちは大変よ」
そう言う香月の表情は非情に気分の良いものであり、大変といいながらも本人はそう感じていなだろう。
「ふむ…俺には関係のない事か」
「いえ、あなたにも関係のある事よ。今話す事は出来ないけど、時が来たらあなたにも説明するわ」
俺にも関係あると言う事は…俺が世界を移動した事か。
「で、此処に来たからには何か用があるんでしょ?言ってみなさい」
香月からそう言われたので、早速武装の事に関して切り出そうと思ったのだが…手元に何もない事に今更になって気づく。一応昨日の夜にACとその武装の事に関して簡易的に纏めていたのだが、それを忘れてしまった。
…まぁ口頭でもある程度は伝わるだろう。
「新しい武装に関しての事だ」
「へぇ…ACに付いてる武装の事?」
「ああ。特に一番開発して欲しいのが、レーザー兵器。ストレイドにも付いている腕部と背面の武装だ」
「ッ!?あれってレーザー兵器だったの!?…またトンでもないもの持ち込んでくれたわね」
「一応元はあるからな。お前に言えば作れると踏んで此処に来たのだが…」
「流石にこの世界にない技術をいきなり理解するのは私でも難しいわよ?…まぁ当然やるけど」
流石は天才だ。まだ見ても居ないレーザー兵器の存在に対しやると言い切った。
と言っても実際に香月ならレーザー兵器程度の技術、普通に理解してしまいそうだ。唯一問題となるのはその動力源ぐらいだが…其処も何とかしてくれると信じたい。
どうにも香月に頼りっきりになっている感がかなりするが、技術者でない以上、それは仕方のない事だと割り切るしかない。その代わり、俺は香月の期待に答えればいい。ストレイドを用いれば無理のある依頼もこなせる可能性は十分にあるしな。
「でも時間は掛かるわよ?何せ00ユニットからXM3にAMS。そんでレーザー兵器。やる事が多すぎてこっちも人手が足りないのよ。本当に猫の手も借りたいくらいだわ」
00ユニットが何か分からないが、確かにやる事はかなり多そうだ。
俺自身、脳の処理速度はかなり速い。脳と統合制御体でデータのやり取りをしているのだから当然といえば当然だが、香月の役には立たないだろう。…最も、俺の処理速度が速いのには他にも理由があるのだが、それは置いておこう。あまり人に言っていい事ではない。それが香月だとしてもだ。
何れその事が必要だと俺が判断した時に明かせばいい。今はその時ではない。香月の様子を見ても切羽詰まっていると言う訳ではなさそうだしな。
だ
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