第十一話 夜天、魔剣
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横からもう一人が斬りかかってくる。
それをレヴァンティンでもって応戦していくが、そんなことをしている間にももう一人が遠ざかっていく。
「飛龍一閃!」
一気に倒すため大魔力を込めた剣を振りかぶる。
「雷刃一閃!」
それもまた大量の雷をまとった剣で応戦される。
また巨大なエネルギーが炸裂し、吹き飛ばされる。
勝負を一気に決めたいひさめとなるべく時間を稼ぎたい相手。
ひさめは大魔力を込め剣をふるい、時間を稼ぎたい相手は同じだけの剣をぶつけ、エネルギーを炸裂させていく。
互いの思惑が衝突しあい、時間ばかりが過ぎようとしていた。
幾合もの打ち合いの末、戦況は大きくひさめ側に傾く。
「これで終わりや!火龍一閃!」
今までで最大の魔力を込め、剣を叩きつける。
隙を見つけた一撃だったため、相手はその剣に応戦できず、直撃してしまう。
「ぐはっ!!」
そのまま相手は気絶して落下していく。
すぐさまひさめは身を翻し、ロストロギアを持つ相手に体を向ける。
「待ちや!」
全力で追いかけようとするも、間に合わない。ひさめはそう確信した。
後わずかの距離で転移妨害の結界を抜けられてしまう。
「ボーゲンフォーム!」
『Ja』
ひさめは剣の柄と鞘を一つに合わせる。
すると二つに合わさった剣と鞘は白色の光を発しながら一つの弓に形を変えていく。
飛び去っていく鳥を狙う隼のごとく狙いを定め、弓を引こうとしたその瞬間ガカァ!!と稲光が轟いた。
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