第五話
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マルタは仕方なく諦め、エミルにベッタリとくっ付き、今の気持ちを落ち着かせるが、エミルはいきなりマルタに抱きつかれたので顔を真っ赤にしながら助けを求める。
カノンノの部屋に着くとディアはアンジュに生活道具を貰うため荷物を置くとホールに向かい、カノンノはパニックに陥っていた。
(どうしよう!どうしよう!どうしよぉぉぉぉ!!よく考えたら朝昼夜ずっとディアと一緒なんだよね!?なんで手を挙げたんだろぉぉ!)
カノンノはさらにパニックになると、原因であるディアが帰って来てしまい、カノンノの異変に気付き、首を傾げる。
「?カノンノどうしたの?熱?」
そう言うと、ディアは持ってきた荷物を置きカノンノに近づくと、今のカノンノには止めの一撃でもある、行動をする。
「/////!!!???」
「熱は無いね」
ディアは自分のおでことカノンノのおでこをくっ付け、熱をはかりカノンノは一瞬思考が停止すると。
バタ
頭が追いつかずカノンノは気絶してしまい、ディアは慌てる。
「ええ!カノンノ!どうしたの!」
ディアは何度もカノンノに呼び掛けるが、カノンノに声が届くことはなかった。
3時間後
「う・・・・う~ん」
「あ、目が覚めた?」
カノンノが目覚めるとディアはホッとし、料理と水をカノンノに差し出した。
「これは?」
「ロックスに教えてもらって、僕が作ったんだ、よかったら食べてくれない?」
ディアはカノンノに微笑むと、カノンノはお礼を言い料理を一口食べる。
「美味しいよ!ディア」
「よかった、あ、そう言えばスケッチブックが床に落ちてたよ」
ディアはカノンノにスケッチブックを渡す。
「あ・・ありがとう、よかったら見てくれないかな?」
「いいの!ありがとう」
ディアはスケッチブックを見ると、今まで見たことの無い風景がたくさんあり、何処の風景かカノンノ聞くと、カノンノは首を横に振る。
「私も知らないんだ、絵を描いてると時々見えるんだ、今まで沢山の人に聞いたけど、誰もこの風景を知らないの、それに作り話だろって笑われちゃうんだ」
「カノンノが言ってるのは本当なんでしょ?僕はカノンノの絵が何処かにあるって信じるよ」
「信じてくれるの?」
ディアは頷き、カノンノは微笑みながらお礼を言うと、しばらく他の絵をディアに見てもらいながらに話していると、やがて眠りについた。
ディアはカノンノをベッドに寝かせると、特訓をするため、甲板に向かった。
甲板に着くと、ディアは一度だけあったアドリビトムのメンバーに出会う。
「・・・・っ」
「君はヴェント・・・」
ヴェントは不機嫌そうに甲板を出ようとすると、ディアが彼の腕を掴む。
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