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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
第六話 グリフォンの試練ですよ?
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試練を乗り越えし勇者、共に地上まで参りませんか?(寒いなこのセリフ)」
修也はそう思いながらも耀に手を差し出す
「うん。じゃあ、エスコートよろしくね」
耀は修也の手を取る
そして耀は空中を階段のように下りながら、修也は空中に浮くように2人は地上へと降りた
「春日部さん!」
飛鳥たちが耀と修也に走りよる
そんな中、十六夜だけが呆れたように笑いながら歩いてくる
「やっぱりな。お前のギフトって、他の生き物の特性を手に入れる類だったんだな」
「……違う。これは友達になった証」
その時、バサッバサッと羽音が聞こえる
『見事だ。友よ、お前が得たギフトはこの私に勝利した証として使ってほしい』
「だってさ。良かったな、この世界で出来た初めての幻獣の友達だ」
「うん。ありがとう、グリフォン。大事にする」
『それと坊主』
「俺?」
『ああ、お前だ、これからお前達には様々な試練が待ち受けているだろう。坊主、これから我が友を守ってやってくれ』
「いいぜ、約束する」
「いやはや、大したものだ。このゲームはおんしらの勝利だの。……ところで、おんしの持つギフトだが、それは先天的なものか?」
「違う。父さんに貰った木彫りのおかげ」
「木彫り?」
「これ」
そう言って耀は首にかけているペンダントを軽く持ち上げる
「ほほう……円形の系統樹か」
「よければ鑑定していただけますか?」
「なに!鑑定じゃと!…もろに専門外なのじゃが」
ヒョイと効果音がつきそうな感じで白夜叉に鑑定を依頼する黒ウサギ
しかし、白夜叉にとって鑑定は専門外のようだ
しかし、なにか閃いたような顔に変わり
「よかろう!受け取るが良い!」
そう言って手を叩く
すると、十六夜、飛鳥、耀の頭上にそれぞれ一枚ずつカードが落ちてきた
「まさか!ギフトカード!?」
ジンが驚いた声を上げる
「何それ、お中元」
「お歳暮?」
「お年玉?」
「あれ?俺のは?」
「ち、違います! というかなんで皆さんそんなに息が合ってるのです!? このギフトカードは顕現しているギフトを収納できる超高価なカードですよ! 耀さんの“生命の目録”だって収納可能で、それも好きな時に顕現できるのですよ!」
「つまり、素敵アイテムってことでオッケーか?」
「俺はスルー?」
「だからなんで適当に聞き流すんですか! あーもうそうです、超素敵アイテムなんです!」
「そのギフトカードは、正式名称を“ラプラスの紙片”、即ち全知の一端だ。そこに刻まれるギフトネームとはおんしらの魂と繋がった“恩恵”の名称。鑑定は出来ずともそれを見れば大体のギフトの正体が分かると
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