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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
第六話 グリフォンの試練ですよ?
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まる
4人は羊皮紙を覗き込んだ。
ギフトゲーム名 鷲獅子の手綱
プレイヤー一覧 逆廻 十六夜
久遠 飛鳥
春日部 耀
源 修也
クリア条件 グリフォンの背に跨り、湖畔を舞う。
クリア方法 力、知恵、勇気の何れかでグリフォンに認められる。
敗北条件 降参か、プレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗と、ホストマスターの名の下ギフトゲームを開催します。
サウザンドアイズ
「私がやる」
読み終わると同時に真っ先に手を上げたのは耀だ
彼女の瞳はグリフォンをまっすぐ見つめている。
耀はグリフォンの前に歩み寄るが
「待て」
それを修也が止める
「やるよ、私は」
「違う違う、別にやめろと言ってんじゃない。ただこれを着ていけ」
「え?」
そう言って修也はどこからかコートを取り出し、耀に着せる
「がんばれよ」
「うん、ありがとう」
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グリフォン
数多の動物と心を交わしてきた耀でも、幻獣と呼び称される動物を目の当たりにするのはこれが初めての経験だ
しかし、耀は若干の緊張はあるもののグリフォンに向かって話しかけた
「え、えーと。初めまして、春日部耀です」
「!?」
グリフォンは驚いたように耀を見つめた
その僅かに戸惑いの色が浮かぶ
それは、耀のギフトが幻獣にも有効であることを示していた
「ほう……あの娘、グリフォンと言葉を交わすか」
『お前のような娘一人振り落とせねば、私の名誉は失意するだろう』
「その心配はいらねえぞ、グリフォン」
『何?』
「ほう、そこの坊主もか」
「そいつを背に乗せて空をかけてみな、それが分かるはずだ」
『そうか…娘、私の誇りの対価として、お前は何を賭ける』
グリフォンの言葉に耀の答えは
「命を賭けます」
即答だった
あまりに突飛な返答に黒ウサギと飛鳥から驚きが上がった。
「だ、駄目です!」
「か、春日部さん!? 本気なの!?」
「貴方は誇りを賭ける。私は命を賭ける。
もし転落して生きていても、私は貴方の晩御飯になます。……それじゃ駄目かな?」
『……ふむ。坊主、お前の言うこと。あながち間違いでは無さそうだな』
「だろ?」
グリフォンの言葉に修也は眉を上げて答える
その一方、耀の提案
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