第二章 A's編
第三十話 『デバイス起動』
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飾りの宝石は今持っているかしら…?」
「…はい。先程、検査を終えまして返されました。結果は起動した事はしたのですが、また眠りについてしまったみたいで応答に答えてくれません。
ですからシホが目覚めたら返そうと思っていますが…」
「そう…」
いけない…。話を外してしまった。
だけど、そこでフィアットさんが、
「せっかく…私専用のデバイスができたからお姉様に見せてあげようとしたのに、こんな事になるなんて…」
フィアットさんは懐からシホさんの宝石と色違いの碧色のデバイスを取り出した。
形はフィアットさんの希望でそうなった。デバイスモードはミットチルダ式には珍しく槍型である。
閑話休題
フィアットさんがそれを仕舞おうとした時、それは起きた。
クロノのポケットに入っていたシホさんの宝石が浮かび上がって、それに共鳴したのかフィアットさんの宝石も空中に浮かび上がった。
全員その場で何が起きているのか分からず驚きの表情をして、私はとりあえずまずマリーにすぐに来てもらうように連絡した。
《破損箇所をあなたを取り込んで修復します。一時、その身を私に委ねて取り込んでも構いませんか? マスターを救う為に必要な事です》
《私が役に立つのでしたらいくらでも。私もマスターの泣き顔は見たくありません》
《了解いたしました。では、取り込む前にあなたの名をお聞きしたい》
《マグナと申します》
《マグナ、ですか。いい名です。それではマグナ、あなたを今から吸収します》
フィアットさんのマグナと謎のデバイスが会話しだしてお互い意見が一致したらしく、マグナはまるで散っていくように謎のデバイスに吸収されていった。
《破損箇所、修復開始…。
デバイスフォルムパターンをマスターの剣の丘から抽出した武装で補います。
ファーストフォルム【干将・莫耶】を元に【ツヴィリングフォルム】。
セカンドフォルム【無銘 西洋弓】を元に【シュッツェフォルム】。
サードフォルム【干将・莫耶オーバーエッジ】を元に【オーバーエッジフォルム】。
…基本各フォルム設定完了。以降、フォームは増える可能性アリ。
魔法の構築、かつての私の技を継承完了。
魔術回路直結、全情報取得。魔術式デバイスシステムを復旧。マスターが使用する“魔術・技術・真名開放”を擬似的に再現、継承完了。非殺傷設定完了。
修正項目、マスターの内に“魔力変換資質【風王】”の存在を確認。各フォルム書き直し設定完了。
カートリッジシステム、破損箇所修復完了。正常起動。
騎士甲冑をマスターの武装から選出。過去・現在・未来の設定をもとに再構築、設定完了。
マグナの情報…ミットチルダ式デバイスの情報を登録。
マグナの意識データをそのまま維持し
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