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生徒会の一存〜とある会計補佐の日常〜(再び凍結中)
『駄弁る生徒会』其の3
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む? なら優良枠目指してみるか?
たまに同率一位は取った事はあるしな……あ、やっぱメンド
「いやいや、俺なんか優良枠なんて「一位取るのが面倒だからでしょ?」……」
知弦さんが笑いながら小声で言ってくる……コノ人真面目に読心術使えんの!?
コノ人を敵に回してはいけないと思い、心に誓った
「大体この学校の生徒会役員の選抜基準おかしいのよ! 人気投票や優良枠もそうだけどメンタル面もきちんと評価に加えるべきだわ!」
「俺はこのシステムいいと思いますけどね」
この碧陽学園の生徒会役員の選抜方法は他の学校とは180°違う
他の学校のように選挙などは行われず、純然たる(?)人気投票によって役員が決まる。
しかしそれでは流石に不味い、ということでの妥協案が先ほど話に出てきた『優良枠』である。
これは学年の成績優秀者が希望すれば生徒会に入れるというもので、今期はその制度を使って鍵が生徒会入りした。
「今更だが、篠は何でここに居るんだ?」
「いや、義姉貴がさ「あ、生徒会に入れたから」って、突拍子に言ってきたもんでさぁ……ハァ」
あの人の思いつきに振り回される俺の身にもなってくれよ
「あの…篠先輩にはお姉さんがいるんですか?」
「いや、居るも何も…皆も知ってる筈だし、詳しく言えば従姉ですね」
「……もったいぶらず教えなさいよ!」
分からない? 一応、生徒会顧問なんだけと……ね?
「真儀瑠紗鳥ですよ」
その名を出した瞬間、部屋の中は凍り付いたようにシンッ……となり、その後には――
『えええぇぇ!?』
知弦さんと深夏以外全員驚愕の声と表情をする
「あの傍若無人の真儀瑠先生が篠の従姉ぉ!?」
確かにそんな気がしないでもないけど……会長、そりゃヒデェよ。身内居るのに
「って言うか、知弦さん! 貴女は前から知っていたようにしていますけど!?」
「あら、何度か家に行ったことがあるもの…ね、シー君?」
「……その説はお世話になりました」
ご迷惑お掛けしました……本当に
「ってまさか……深夏も……!?」
「ん? ああ。行ったことあるよ。色々あったしな」
深夏…ソコはノーコメで
「寝取られたあああーー!!」
ハイ、ソコうるさい
「サーセンシタァーー!」
鍵の土下座のスピードが先程より早くなってきているな……
「その二人と篠の間に何があったか教えなさいよ!」
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