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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第47話 忌々しき過去
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腹の痙攣が収まらない。そんな中渦中の3人はというと……
「空が、青いなぁ……」
「青い……」
「青いです……」
庭に通じる窓辺に座り空を見つつ3人揃って真っ白に燃え尽きてた。うふふっ、可愛いんだからそんなに気にしなくってもいいのに。
こちらに戻ってこない3人は放っておいて、私たちはアルバムの鑑賞会に戻る。ちなみにおばさんは用事を思い出したのか再生中に出かけていった。
「あら? このアルバムはかなり古いわね」
部長が新たに開いたアルバムには今までよりさらに小さな私とイッセーの写真が収まっていた。さらに違うのが黒姉や龍巳、白音の写真が1枚もなく、代わりに私とイッセー、そしてもう1人の同年代の男の子のように元気そうな女の子が写っていた。
「これは年齢的に幼稚園の頃かしら」
「この頃は私も知らないにゃ」
「あの、お2人と一緒によく写っている女の子がいますけど、どちら様ですか?」
「ああ、この娘は私とイッセーの幼馴染よ」
「幼馴染? 我知らない」
と、そこでようやくどこかに逝ってた龍巳たちが帰ってきた。
「火織、俺の幼馴染はお前たちだぞ?」
「イッセー、あんた覚えてないの? あんなに一緒に遊んだのに」
私はイッセーに向き直るけど……ホント覚えてなさそうね。
「よく3人で遊んだり、お菓子を分けあったりしたのに……ほんとに覚えてないの?」
「……そういえばそんなこともあったような……あれ? じゃあなんで龍巳は知らないんだ?」
「この娘、幼稚園の時にイギリスに引っ越しちゃったのよ。龍巳と出会ったのはその後」
その言葉にイッセーはまじまじとその娘の写る写真を見始めた。どうやら本当に忘れちゃってるみたいね。原作だともうちょい覚えてた気がするのに。と、そこでもう1人、写真を食い入る様に見ている人がいるのに気が付いた。私はその人、祐斗の視線の先にある写真を見てみると……
「っ!!」
そこには私がイッセーともう1人の幼馴染の肩に手を回し、笑い合っている写真が。ここで問題なのは笑ってる私達の後ろ、そこにはその娘の父親が写っていて、その人の手には……
「火織さん、これに見覚えは?」
そこで祐斗はその写真を指差しつつ私に聞いてきた。そこでようやく事情を知っているであろう部長と朱乃さんがそのことに気が付いたのかハッと息を飲んだ。
「……うん、覚えてるよ。この娘のお父さんがいつも持ってた。模造刀だとは思うけど……」
模造刀なんかじゃないってことは分かってる。でも……そっか。この間ライザーとのゲームも終わったし、そろそろその時期だよね。
「こんなことがあるんだね。こんな思いがけない場所で見かけるなんて…………これは聖剣
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