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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第47話 忌々しき過去
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終われば次は……ね? と、そこで
『我こそは……』
「だめぇぇぇぇえええ!!」
と、龍巳の声がレコーダーから響いた瞬間、龍巳がレコーダーを奪い取ることに成功し、再生が止まった。そんな状況を私と黒姉、それにおばさんはニヤニヤと見ていた。さらに部長たちもようやく思考が追いついてきたのか顔がにやけ始めてる。
「削除、削除……」
龍巳は奪い取ったレコーダーの中身を削除してるけど……
「無駄だよ龍巳、それはコピーだから」
その黒姉の言葉を聞いた龍巳は絶望したような表情を浮かべた。
「っていうかなんで残ってるんですか!?」
「そうだ! この家と火織んちの中はくまなく探してデータは全部処分したはずなのに!」
「私達自身も隠し持ってたっていうのもあるけど……お父さんたちがそう簡単に大切な娘や息子の記録を消させるはずないじゃない?」
「……ってちょっと待て。大切な娘や
息
(
・
)
子
(
・
)
?」
その言葉に嫌な予感がしたのか、イッセーはギギギ……と首を軋ませながらおばさんのほうを向く。そのおばさんの手には……
「じゃん♪」
当時最新式のデジタルビデオカメラが。
「か、母さん、まさかとは思うけど……」
「大丈夫よイッセー……綺麗にバッチリ撮ってあるから♪」
「大丈夫じゃねぇぇぇえええ!!」
そう言って今度はおばさんにイッセーたちは飛びかかろうとするけど……
ガシッ! ×3
イッセーは両腕を部長とレイナーレが、白音は黒姉が、そして龍巳は私がしっかり押さえつけた。
「か、火織お姉ちゃん! 離す!」
腕の中で龍巳がもがくけど私の腕からは抜けられない。普段ならこんなことはありえないけど、ここにはおばさんがいるから本当の力を使うことが出来ずもがくばかり!
「まあまあ、見ても減るものじゃないから♪」
「く、黒歌姉様! 離して下さい!」
「いいじゃない、一緒に白音の勇姿を見よう?」
「見たくありません!」
「お願いです部長! 離して下さい!」
「ごめんなさいね。私も見てみたいわ」
「レイ……夕麻も離せ!」
「こんな面白そうなもの、見逃せるはずないじゃない」
どうやら白音とイッセーも振りほどけない様子。その間も着々とテレビで再生する準備が進み……
「それじゃあ再生するわね?」
「「「やめてぇぇぇえええ!!!」」」
「ぷっ、ぷぷ……」
「くくくっ……」
再生が終わってから部屋には延々と忍び笑いが続いていた。
「イ、イッセーさん。とても可愛かったです」
「本当ですわね。ああいうのを痛可愛いと……ふふっ」
ダメだ。私を含めて皆お
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