第四十五話 キャンベル解放
[8/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
うえでだ。彼等は次にはボアザン星に向かうのであった。
ボアザン星に向かう時にだ。豹馬が言う。
「ガルーダってな」
「ああ」
「あの人?」
「何かね」
「同じにしか見えないっていうか」
「確かに」
こう話すのである。
「アンドロイドとオリジナルは」
「全然区別がつかない」
「その通りよね」
「俺あれには驚いたぜ」
豹馬はまた話す。
「生きていたのかって思ってな」
「生きていたんじゃなくて」
「この場合は修理された?」
「そうだよな」
それではというのだ。
「だって。アンドロイドだったんだから」
「何人も出て来たし」
「だから」
それでそうだというのだ。
「まあオリジナルがいたのはね」
「聞いてなかったし」
「びっくり」
「生身の人間って」
「いたのね」
「しかもいい奴だしな」
豹馬はこのことも話した。
「アンドロイドのガルーダも敵ながら見事だったけれどな」
「そこもオリジナルに忠実に造ったのかな」
「そうかも」
「やっぱりね」
皆そう考える。そうしてだった。
「そして今度はボアザン」
「そこね」
「ボアザン星での決戦かあ」
「どうなるやら」
「後、そういえば」
ここでだ。ある人間の顔が浮かんだ。
「ハイネルさんどうしてるかな」
「最近出て来ないけれど」
「生きてるかしら」
「どうかな」
生死すら不明になっていた。
「あの人だから死んでないと思うけれど」
「まさかとは思うし」
「リヒテルさんもね」
「大丈夫だ」
だが健一がここで皆に話した。
「兄さんは必ず戻って来る」
「戻って来る」
「そう言えるのね」
「はっきりと」
「何となくだがな」
こう前置きはした。
「それでもわかる。兄さんもボアザンに来ている」
「リヒテルもだな」
今度は一矢が言った。
「あいつもだ。ボアザンに来ている」
「御前もわかるんだな」
「ああ、俺も何となくだがな」
京四郎に返した言葉である。
「あいつも来ている」
「それじゃあボアザンの戦いは本当に」
「決戦?」
「今度もまた」
「決戦になるのは最初からわかっている筈じゃないか?」
健一はここでも皆に話した。
「向こうも後がないんだからな」
「ああ、そういえば」
「あの連中も次は自分だってわかってるし」
「それならね」
「やっぱりそうなるか」
「そうよね」
こう話すのだった。皆でだ。
「じゃあボアザンの総戦力が相手」
「それなら本気でかかって」
「ボアザンもまた」
「解放か」
「そうか」
また話す。
「しかし敵の指揮官ってどうなんだ?」
「そっちは」
「確か皇帝のズ=ザンバジルが敵だけれど」
「どんな奴?」
「それで」
「大した者では
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ