第四十五話 キャンベル解放
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だ」
バサラの歌でだ。そのことを思い出したのである。
そしてだ。彼等は全員武器を捨てた。誰一人として残ってはいなかった。
「何っ、まさか」
「これが歌の力だ!」
バサラはギターを手に唖然とするジャネラに告げた。
「わかったな。これがだ!」
「おのれ、何ということだ」
「これでわかったでしょ」
ミレーヌもそのジャネラにまた告げた。
「こういうことなのよ」
「まだだ」
しかしだ。ジャネラはまだ諦めていなかった。
そしてだ。巨大な戦艦に乗ってだ。戦場に姿を現してきた。
「その戦艦は」
「何だ?」
「セントマグマ」
ジャネラは自分からその戦艦の名前を話した。複数の紅い竜の頭を持つ戦艦だった。
「これがその戦艦の名よ」
「へえ、それがかよ」
豹馬がそれを聞いて言った。
「今から俺達に倒される戦艦の名前だな」
「まだ戯言を言うか」
「戯言じゃねえよ」
それは違うとだ。豹馬は告げた。
「事実だ。それなら今からそれを見せてやろうか」
「ふん、わらわ一人で貴様等を全て倒してやろう」
そしてだ。こうも言うのだった。
「再び。この星を治めようぞ」
「愚かな」
ガルーダはジャネラのその言葉を聞いて呟いた。
「まさに裸だな」
「確かに」
デウスもガルーダのその言葉に頷いた。
「女帝ジャネラ。その最期が迫ろうとしている」
「見させてもらおう」
ガルーダは冷静な口調で述べた。
「その最期をな」
「今から」
「悪いな」
豹馬はその彼等に話した。
「こいつは俺達がやらせてもらうぜ」
「うむ、頼む」
ガルーダもそれでいいとした。
「我々はだ。それでだ」
「いいんですね」
「諸君の力があってこそここまで来られた」
ガルーダはちずるの言葉にも応えた。
「だからだ。ジャネラは任せた」
「わかりました。それなら」
「よし、行くぜ!」
豹馬は仲間達にも告げた。
「この戦い、終わらせるぜ!」
「ほなやろか!」
十三が応えた。
「このアホなおばちゃん始末するで!」
「それならですばい」
大作もいる。
「ここは一気に」
「そうですね。それでは豹馬さん」
小介は豹馬に告げていた。
「ここはお任せします」
「ああ、じゃあやるぜ!」
そしてであった。コンバトラーはそのセントマグマに向かった。
ジャネラは一人だけ艦にいる。その中から自ら操縦する。
「喰らえ!」
ビームを繰り出す。しかしそれは。
「こんな攻撃な!」
「当たる筈ないわよ!」
コンバトラーはそのビームをあっさりとかわした。右に動いてだ。
そのうえでだ。豹馬とちずるが言うのだった。
「さて、それならな」
「今度はこっちの番ね」
「一撃で決めてやるぜ」
豹馬の言
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