第四十五話 キャンベル解放
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
くとも敵ではない」
ガルーダもそれは保障する。
「諸君等と戦う理由はない」
「それじゃあ一緒にですね」
「戦いましょう」
「それじゃあ」
「うむ。それではだ」
ここでだ。ガルーダの姿が変わった。
そのうえでだ。あの鳥人の姿に変わった。
「その姿にはなれるんですね」
「オリジナルでも」
「それは変わりなしですか」
「そうだ、これは私の特殊な能力だ」
それによってであるというのだ。
「それで変わったのだ」
「キャンベル星人の中ではかなり特殊な能力です」
デウスがこう話す。
「このガルーダだけができるのです」
「本当にガルーダっていうか」
「そのまま」
「声だってね」
「確かに」
「あっ、そういえば」
声でだ。皆気付いた。
「ガルーダとワルキメデスの声ってそっくり」
「それにリヒテルさんやハイネルさんとも」
「そうそう、そっくりだし」
「同一人物にも見えない?」
皆で言う。そして洸も言った。
「シャーキンの声もだな」
「ああ、クロッペンの声だな」
弾児も話す。
「この声も多いんだな」
「そうよね」
「何か知らないがだ」
ガルーダは今度は首を傾げさせていた。
「私の声は似ている者が多いのだな」
「まあ声についてはですね」
「色々そういう人多いですから」
「心当たりある相手ってそいじょそこいらに幾らでも」
「そうだよな」
皆で話すのだった。そうしてだった。
そんな話をしながら向かう。そうするとだった。
「解放軍万歳!」
「我等に自由を!」
「そして平和を!」
キャンベル星の市民達だった。彼等は歓呼の声でロンド=ベルの者達と解放軍を迎えるのである。それは大きな声だった。
「やっぱりね」
万丈はその声を聞いて言った。
「こうだろうと思ったよ」
「ということは」
「ジャネラは支持されていない」
「むしろ憎まれている」
「そういうことか」
「その通りさ」
万丈は仲間達にも答えた。
「ジャネラみたいな人間はね。民衆の支持はないものだよ」
「じゃあこの戦いは」
「勝てますね」
「ジャネラには」
「勝てるよ」
それは確実だというのだった。
「間違いなくね」
「そうですか、勝てますね」
「もう戦力もないですし」
「それなら」
「勝てるよ。簡単にね」
造作もないというのだ。
「手の平を返すようなものだよ」
「また随分と楽に言うな」
宙がその彼に対して突っ込みを入れた。
「ジャネラも必死だぜ」
「何、僕達はこれだけの人間がいる」
まずはロンド=ベルの面々だった。
「それに解放軍もいて」
「この人達も」
「キャンベルの市民達も」
「それに対してジャネラは一人」
こう言い切った。
「一人、相手はそれ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ