第四十三話 ただ母星の為に
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放する」
「そうするというのですね」
「その通りです」
これがエキセドルの考えであった。
「そうしましょう」
「よし、それなら」
「今のうちだな」
「十万、軽いな」
彼等にとってはだった。そうしてすぐにその敵に向かう。
十万の敵にすぐに攻撃を仕掛けた。
スサノオもだ。その敵に向かう。
「いい、慎悟君」
「はい」
慎悟は真名のその言葉に頷く。そうしてだった。
右手のその剣で敵を一閃する。それでまず一機撃墜した。
「まずは一機ね」
「ええ、まずはね」
「そしてここから」
「倒していきましょう」
彼等だけではなかった。ロンド=ベルの面々は敵を次々に倒していく。気付けば十万の大軍はその殆どを倒されてしまっていた。
「何と、あれだけの大軍を」
「一瞬にですか」
驚いたのは一万の彼等である。
「まさか本当に一瞬で」
「倒されるとは」
「まあこの程度ならね」
セルゲイがここで彼等に応える。
「いつものことだし」
「これがいつもとは」
「これだけの戦いがですか」
「はい、そうです」
タチヤナもその彼等に応える。
「ですから御気になさらずに」
「何と、それがロンド=ベルの戦いなのですか」
「そこまで激しい戦いを」
「だから驚く必要はないよ」
「全くです」
また言うセルゲイとタチヤナだった。
「ところでこれで戦いは終わったけれど」
「御願いできますか」
そしてあらためて彼等に言うのだった。
「キャンベル星までの案内を」
「それを」
「あっ、はい。それならば」
「お任せ下さい」
すぐに答えてきた彼等だった。
「どうかここはです」
「道はよく知っていますので」
「そうですか。それなら」
「是非」
今度は雲儀と走影が応えてきた。
「御願いします」
「キャンベル星までの案内を」
「我々の他にも抵抗勢力はいますし」
「彼等とも連絡を取りましょう」
「他にもいるのか」
「そうみたいね」
ザイオンとレイが彼等の言葉を聞いて述べた。
「それならだ」
「味方は多い方はいいし」
「そうね」
華都美もその意見に頷く。
「それじゃあ」
「はい、わかっています」
「すぐに連絡を」
「ただ」
ハマーンはここでふと言った。
「罠でなければいいがな」
「何だよ、まだ疑ってるのかよ」
「警戒はしておくべきだ」
こうジュドーにも返す。
「その可能性がゼロでない限りはな」
「じゃああれかよ。俺達を安心させて一気にか」
「それも有り得る」
やはりこう言うのだった。
「注意しておくことだ」
「そうか。それならな」
「ましてやここは敵地だ」
このこともハマーンを警戒させていた。
「何があるかわからないのだからな」
「まあ
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