第三十九話 運命の炎の中で
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たか!」
「くっ、だが!」
しかしギジェはまだ諦めていなかった。
「このままでは私を拾ってくれたダラム=ズバに面目が立たん!」
だがこれで敵はとりあえず全滅させた。それでだ。
「とりあえずはだ」
「はい」
「一刻も早くここを離脱して、ですね」
「そうだ、他の場所に向かおう」
ここに留まってもということだった。
「それでいいな」
「わかりました、それじゃあ」
「今から」
「DSドライブに入る」
ベスが言った。
「全艦フィールドの中へ」
「全機回収したな」
「はい」
「大丈夫です」
「よし、行くぞ」
こうして彼等は姿を消した。しかしだった。
ギジェはそれを見ても諦めない。そうしてすぐに部下達に告げた。
「亜空間に逃げられたが」
「はい」
「しかしですね」
「追うぞ」
こう部下達に告げた。
「すぐにダラム様に連絡を入れろ」
「はい」
「何と」
「決まっている。ロゴ=ダウの異星人を追撃する」
まさにこれだった。
「何処へ逃げようと追い続けてやるぞ」
「では我々も」
「このまま」
「うむ、進むぞ」
彼等も諦めていなかった。そうしてロンド=ベルの面々は。
ある惑星に辿り着いた。そこは。
「あれっ、この惑星って」
「人がいるよな」
「ああ、間違いない」
「ここは一体」
「ベス君、いいか」
ブライトもベスに対して問うた。
「ここが何処かわかるか」
「ここは惑星キャロルです」
「キャロルっていったら」
「そうだ、ソロ星よりも早く入植がはじまった星だ」
こう慎悟にも答える。
「そこなのだが」
「しかしあの街は」
神名は目の前にあるその街を見て言う。煙を吹き炎が見える。
「攻撃を受けた形跡が」
「とにかく降りてみよう」
大河がそれを言った。
「戦闘で傷ついた各艦の修理もある」
「そうですね、それじゃあ」
「今は」
こう話してだった。彼等はそのキャロルに入った。
そしてだ。ギジェはダラムと話をしていた。
「そうか、あの巨神は」
「残念ですが」
「ゲル結界をも跳ね除けたか」
「その通りです」
「こちらの注文通りの性能なのは有り難い」
ダラムはそれはよしとした。
「だが。どう捕まえるかだな」
「しかし思うのですが」
ここでギジェは言ってきた。
「宜しいでしょうか」
「何だ?」
「何故奴等は何故わざわざこの銀河へ出て来たのでしょう」
「あれだけの戦闘力と巨神が揃ったのだ」
ダラムは力から考えた。
「まずはこの銀河の制圧だろう」
「この銀河のですか」
「そしてやがては我々の銀河にもだ」
「攻め入ってきますか」
「その可能性は高い」
彼は言い切った。
「それもかなりな」
「ならば何があっても
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