第三十九話 運命の炎の中で
[3/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
痛が」
「お、俺もだ」
そしてそれはモエラもだった。
「これは一体」
「!?あの攻撃は」
「一体」
ロンド=ベルの他の者達は戦いながら不穏なものに気付いた。
「イデオンのパイロットの脳波が乱れてるわ」
「えっ、シェリルさん」
「それって一体」
皆それに聞くとだった。シェリルは言った。
「バッフクランはイデの力が人に意志に反応することに気付いたのかも」
「何っ!?」
ベスもそれを聞いて驚きの声をあげた。
「するとあれは」
「そう、間違いないわ」
シェリルはベスに対しても話した。
「あの輝きはイデオンの為の兵器なのよ」
「そうか、それならあれは」
ベスはここまで聞いて言った。
「イデの秘密がわかったからこそできた兵器なのか」
「そんな、それだったら」
カーシャがそこまで聞いて言った。
「何処に逃げても追ってきて次々に新兵器を繰り出してきて」
「それなら?」
「勝てっこないじゃない!」
たまりかねた口調だった。
「そんなの!」
「このゲル結界でパイロットの脳を直撃できればだ」
焦る彼等とは正反対にギジェは成功を確信していた。
「巨神は無傷で手に入る」
「はい、そうです」
「いよいよです」
部下達も彼に応える。
「そしてこれで」
「閣下」
「もうすぐだ」
ギジェは満足した声を出した。
「正規軍を離れオーメ財団に身を寄せた私の苦労ももうすぐ報われる。
「くっ、ううっ・・・・・・」
「しっかりしろ、コスモ!」
竜馬がコスモに対して言う。
「ここは踏ん張れ!」
「そうだ、敵の狙いはイデオンだ!」
ブライトも言う。
「各機フォローに回れ」
「くっそおおおおっ!!」
コスモが叫んだその時だった。
不意にだ。イデのゲージが点灯したのだった。
「ゲージが点灯したわ!」
「いけるぞコスモ!」
カーシャに続いてモエラも言う。
「パワーはあがっている!」
「頭痛メカめ!」
コスモもここで言った。
「これ以上やらせるかよ!」
「何だとっ!?」
ギジェはそれを見て驚きを隠せなかった。
「巨神め、まだ動けるのかっ!」
「やられてたまるかよ・・・・・・」
そしてコスモは言った。
「やられて!」
「くっ!」
ギジェはまたあの攻撃を放った。しかしだった。
コスモはそれをかわしてみせた。イデオンを左にやって。
「かわした!?」
「二度も同じ手にやられるかよ!」
彼は言った。
「正面にさえ入らなければな!」
「ええい、パイロットが死ぬまで時間がかかるのが欠点か!」
「今度はこっちの番だ!」
そのまま攻撃を浴びせる。そうしてだった。
ミサイルでギジェノ機体を撃墜してみせたのだった。そのミサイルの連射でだ。
「見
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ