第三十七話 妖しい笑み
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を見つけ出しましょう」
「よし、それならとりあえずは」
「この辺りの星を調べて」
「そのうえで」
「編隊単位、いえ艦艇単位ですね」
テッサはすぐにこう言い換えた。
「そのうえで探しましょう」
「了解、それなら今から」
「徹底的に調べて」
「バジュラの巣を叩くか」
「そうね」
こう話してだった。彼等はまずはバジュラの巣を探すことになったのだった。
戦艦は二隻で組んでそのうえで探す。その集結地点も決めてだ。
そうしてだった。見つけたのは。
「ううむ」
「どうされました?アスカ様」
「やはりこの組み合わせか」
サンユンにNSXを見ながら話す。
「予期しておったが」
「予想されてたんですか」
「やはりあちらの世界からの縁じゃな」
それによるというのだ。
「やはりそれでじゃな」
「しかしいいのではないですか?」
今言ったのはシャンアンだった。
「別に困るものでもありますまい」
「それはそうじゃが」
「特に嫌いでもない筈ですが」
「むしろ気に入っておる」
オートザムの面々はということだった。
「気心も知れておるしのう」
「そうそう。それで、ですから」
また言うシャンアンだった。
「宜しいですね、アスカ様」
「うむ」
アスカもこれで頷いた。
「その通りじゃ」
「しかし」
「しかし?」
「今度は一体何ですか?」
「バジュラの巣じゃ」
話は本題に戻った。
「それじゃがな」
「それですか」
「バジュラですね」
「肝心のバジュラは何処じゃ?」
二人にこのことを問うのだった。
「それで」
「今全員で探してます」
「我々もですよ」
二人はすぐに言ってきた。
「ですからお待ち下さい」
「アスカ様も探しておられるではないですか」
「当然じゃ」
それを聞いてまた言うアスカだった。
「わらわとてロンド=ベルじゃ。さすればじゃ」
「ではまずは落ち着いて下さい」
「はい、そうですよ」
二人もまたアスカに話す。
「ですからここはですじゃ」
「宜しいですね」
「ううむ、わかっておるのじゃが」
腕を組んで難しい顔になるアスカだった。
「しかし焦るのう」
「ではまずはこれを」
「はい、お腹を満腹にさせて下さい」
今度はラーメンが出された。
「召し上がられてからごゆっくりと」
「考えて下さい」
「考えるも何も答えはもう出ておるわ」
それはだというのだ。
「既にな。しかしそうじゃな」
「はい、お腹が空いてもよくありませんぞ」
「ささ、アスカ様は満腹の方が調子がいいですし」
「そうじゃな。さて」
実際にそのラーメンを食べてだった。落ち着きを取り戻してだ。
あらためて宙図を見る。そのうえで。
「調べた星は一つ一つバツ
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