第三十三話 メモリー=オブ=グローバル
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いのよ」
「それはともかくとしてだ」
モエラがここで言ってきた。
「まずはこの連中との戦いを終わらせないと」
「アルト達のことね」
「やっぱり気になる」
モエラは彼等のことを気にかけていたのである。
「だからここは」
「そうだな」
コスモがその言葉に頷いた。
「やっぱりここはな」
「それを優先させたい」
「そうね。私も」
カーシャも頷く。イデオンとしてはそれで決定だった。
そしてだ。イデオンはだ。
一歩前に出る。そのうえで前の敵を叩く。
「よし!」
「一気に叩くわよ!」
こう話してだ。そのまま敵を倒していく。
その戦いの中でだ。ロンド=ベルはバッフクラン軍と戦っていく。
そしてその時だ。ブレラはだ。
「いいかしら」
「?」
「今戦闘中ね」
「そうだ」
謎の通信の声に応えていた。戦闘中にだ。
「今はだ」
「そう。それじゃあ今はいいわ」
「今はか」
「ええ、そちらに専念して」
こう言うのである。
「今はね」
「それでどうするんだ?」
「後で頼むわ」
こう言って今は通信を切るのだった。だが彼が誰かと話をしていたのは確かだった。
グレイスは一人でジャングルにいた。そしてだ。
人間とは思えない跳躍を見せてそのマクロスのところに行ってだ。そうしてそのうえでマクロスの前に来て。右手を伸ばすと異様な触手が数本出て来た。
そしてその右手の触手を中に入れてだ。何かをしようとしていた。
アルトはマクロスの中にいた。そしてそこで見たものはだ。
「何だ、ここは」
研究室らしきものの中を見てだった。そこは。
「最近使われたばかりなのか?ここは」
そしてだ。バジュラの標本も見た。水槽の中のだ。
「何でこんなものまで」
その次はだ。
何と今度はランカの写真だ。誰かと一緒だ。それを見てまた言った。
「ランカ!?まさか」
ランカのことも思い出したのだ。彼女がいた第百十七捜索船団だ。彼女以外は消息を絶ったというだ。その船団を思い出したのである。
すると目の前のボードに書いてあった。その数字がだ。
「第百十七・・・・・・。このマクロスが」
彼は気付いたのだった。
ランカもだ。気付くとそこは。
何か幻想的な場所だった。蓮を思わせる葉の上にいた。そして前には。
バジュラがいた。そのうえで虫、それも水棲のものを思わせる卵を産んでいた。ランカはそれを見てあることを悟ったのである。
「そう、ここで」
「おい、ランカ」
アルトの通信が入った。
「生きているのか!?大丈夫か!?」
「う、うん」
すぐアルトに答えるランカだった。
「大丈夫だけれど」
「場所はわかった」
その通信からである。
「今すぐそこにいる」
「バルキリーで?」
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