第三十三話 メモリー=オブ=グローバル
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「いいな」
「ええ、じゃあ先を争う形になりますが」
「行くぞ」
そしてだ。二人に続いてだ。
「俺もだ」
「何っ!?」
ヘンリーは彼の姿を見て驚きの声をあげた。
「御前もかよ」
「行かせてもらう」
誰もが意外に思った。ブレラも出て来たのだ。
「それでいいか」
「ま、まあな」
「助っ人の数は多い方がいい」
ヘンリーに続いてクランも一応こう言った。
「しかし。御前がか」
「おかしいか」
「意外だからな」
実際にこう話すヘンリーだった。
「普段は冷静に動くからな」
「俺は冷静だ」
「そうか?」
「そうだ、冷静だ」
こう言うだけであった。
「だから安心していてくれ」
「ならいいがな」
「では総員出撃だ」
クランはあらためて全員に告げた。
「幸い全員コクピットに乗ったままだ。すぐに行くぞ」
「はい、それじゃあ」
「今から」
こう話してだ。全員で出撃する。戦いは宇宙でも行われるのだった。
第三十三話 完
2010・6・4
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