第二幕その三
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て戦場でご活躍だとか」
「はい、その通りです」
僧院長はアドリアーナに対して答えた。
「・・・・・・・・・」
マウリツィオはそれに対し沈黙を守っている。
「伯爵、じつはマドモアゼルはいつも共にいてくれる友人を探しているそうですよ、心強い友人を」
「それは初耳ですね」
マウリツィオはアドリアーナを見ながら興味深げに言った。
「僧院長、ところで」
公爵はここで二人を見ながら僧院長をそっと呼び寄せた。
「大事な用事はお忘れなく」
「それはもう」
僧院長もそれに対し笑って答えた。
「では私は夜食の準備をしてきますね」
彼はそう言うとサロンを後にした。
「どうぞ、楽しみにしていますよ」
公爵はそう言って僧院長に片目でウィンクして答えた。
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