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Muv-Luv Alternative~一人のリンクス~
ネクスト
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だ。もっと気軽に接して欲しい」
よくもまあ初対面の人間にこんな事が言えたと驚いている。だが最初の印象は重要だ。既にヴァルキリーメンバーの一人である速瀬との出会いは微妙なものだったが、他の人間にはなるべく好印象を受けてもらえるよう動いていきたい。此処は違う世界なのだから前の俺じゃ駄目だ。ゆっくりでもいいから変わらないといけない。
「は、はぁ…分かりました」
「敬語も要らない。それに俺達は同い年ぐらいだろう?」
伊隅の年齢は分からないが、そこまで年は食ってないだろう。処かまだまだ若い筈だ。
「…分かった。まぁ此方としても助かる。自分よりも階級が高い人間と会話する時は神経が磨り減るからな」
此処でようやく態度を崩してくれた伊隅に思わず笑みを浮かべてしまう。こうして人を何の探りあいもなく話したのは久しぶりだ。先程の香月との話し合いは俺も気が気じゃなかったからな。ようやく落ち着ける。
…と言いたいが、この後、ヴァルキリー隊のメンバーと顔を合わせるんだよな?と言う事は間違いなく速瀬が居る事になる。…これは旨く避けれるように言い訳を考えておいた方がいいかもしれないな。ACに関しては…機密と言えばそれでいい。寧ろ答えられない質問には機密と言えばいいんじゃないか?俺は一応少佐なのだから権力で黙らせる事も可能なんだ。最も、先程も言ったとおり最初の印象はよくしたのでそれは最終手段として取って置きたいが。
「そうだろうな。…それじゃあ部屋の方に案内してくれるか?」
「ああ。コッチだ付いて来てくれ」
――――――――――
「此処がシルバの部屋になる。私の部屋はこの部屋の三つ程隣だ。他のヴァルキリー隊のメンバーの部屋もここら周辺に集まっている」
「そうか、何かあったら直ぐ頼ることが出来そうだな」
俺の言葉に苦笑いを浮かべる伊隅を見てから渡されたカードキーを使い部屋に入る。
部屋の中に置かれているのは質素なベッドに机と椅子。そして俺の服であろう軍服。恐らくはこれに着替えろ、と言う事か。
「すまない。着替えるから少し外で待っていてくれ」
「ああ、分かった」
伊隅の返事を貰ってから今来ている服を脱ぎ、壁に立てかけてあった軍服の裾に腕を通す。サイズは最初から俺のサイズを測っていたのではないかと思うぐらいにジャストフィットしていた。その事に少し気持ち悪さを感じるが…別段困る事ではないので忘れることにする。
脱いだパイロットスーツは軍服が掛けられてあったハンガーに掛けておき、そのまま壁に掛けなおす。最後におかしな所がないか確認してから伊隅が待ってるであろう外に足を運ぶ。
「可笑しな所はないだろうか?」
「いや、中々似合ってると思う。お世辞ではないぞ?」
「有
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