スーパーロボット大戦OGs
0118話
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しいな。ある意味では正解だが本当の正解は違う。俺とお前が初めて会ったのは士官学校に入学した時だ。俺達のクラスに3年の主席として来たのがキョウスケ・ナンブ、お前だった」
その言葉を聞いた時、無愛想な顔が基本である筈のキョウスケの顔は驚愕に染まっていた。
「アクセルが俺の後輩、だと?」
「そうだ。しかも一緒に食事をしたりシミュレータをしたりとそれなりに仲も良かったよ」
「……」
「だが、それが終わったのが……こちらでもお前は経験しているんだったな。士官学校卒業後のシャトル事故」
「!?」
「詳細は知らされなかったが、その事故の唯一の生き残り。それがお前だ。キョウスケ・ナンブ」
「唯一!? エクセレンはどうしたんだ?」
「言っただろう。お前が唯一の生き残りだ、と。その言葉から察しろ」
正確にはその死んだエクセレンがレモンとして生き返ったのだが、それは俺の口から語られるべき事ではないだろう。
「そのまま俺も士官学校を卒業し、シャドウミラーへと配属になった。そしてとある作戦でお前と共闘する事になったが……その時には既にお前はおかしくなっていたよ」
「アインスト、か」
「ほう、そこまでは辿り着いていたのか」
俺のその言葉に再度驚きの表情を浮かべるキョウスケ。
「お前、俺とアインストの関係を知っていたのか!?」
「アインストに感染されたお前は異常な力を持っていた。それこそ乗っている機体、ゲシュペンストMk-Vを変異させる程に。それからはもうラミアから聞いてると思うから省略させて貰おうか」
「……貴様は一体何者だ? 何故当事者の俺ですらつい最近まで知らなかった俺とアインストの関係を知っている?」
「さて、な。ここはやはりこう言うべきだろう。俺に勝ってみろ。そうしたら俺の知ってる事は全て教えてやる。……サービスタイムはこれで終了だ。そろそろ始めようか、最後の戦いって奴を」
「……いいだろう。ならば貴様に勝って、知ってる事を全て吐いて貰うぞ、アクセル・アルマー!」
「来い、キョウスケ・ナンブ! 俺に貴様の力を見せてみろ! インスペクターやアインストにも勝る筈のその力を!」
こうして、俺とキョウスケ・ナンブの最後の戦いは幕を開けた。
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