スーパーロボット大戦OGs
0118話
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たブレード・トンファーを大鎌の柄の部分で弾く。ここまでは先程までと全く同じ流れの焼き直しだ。そしてアルブレードがそのまま回転して左のブレード・トンファーを……違う!?
こちらに突き出されたのは、ブレード・トンファーではなくG・リボルヴァーの銃口だった。回転している間に持ち替えたのかっ!?
そう判断するも、既に先程の攻撃と同じだと判断していた俺は今度はその背に大鎌の刃を叩き込んでやろうとアダマン・ハルパーを振り下ろしていた。
「ちぃっ!」
咄嗟にグロウセイヴァーの右手の動きに変更を加え、アダマン・ハルパーをアルブレードの胴体へと振り下ろすのではなく、G・リボルヴァーの銃口とグロウセイヴァーの間の空間へと振り下ろす。
撃ち込まれた銃弾は、キンッという金属音をたててアダマン・ハルパーで受け止める事に成功するが、それで受け止める事が出来たのはほんの数発に過ぎない。残りの弾丸は全てグロウセイヴァーへと命中する。
「ちぃっ……グレイプニルの糸、起動!」
G・リボルヴァーの弾丸によるダメージを受けながらも、咄嗟にグレイプニルの糸を起動。そのままアルブレードを絡め取る。
「大尉っ!」
「惜しかったな。しばらくそこにいてもらおう」
グレイプニルの糸に縛り上げられ、宇宙を漂っているアルブレードをその場へと残して一端その場から離れる。そしてそのままデブリとなったガロイカの影に隠れて機体のチェックを開始する。
「……全体的に見ると小破といった所か。ダメージは左腕に集中しているからその点さえ注意していれば戦闘は十分に可能だな」
アルブレードからの攻撃がG・リボルヴァーであった事が幸いしたのだろう。もしこれがより威力の高いG・レールガンであったら良くて中破。下手をしたら大破にまでなっていたかも知れない。それ程に絶妙のタイミングでの1撃だった。
もっとも、あの状態からではG・リボルヴァーを撃つのが精一杯だったというのも間違い無い。銃身が短く、取り回しのしやすいG・リボルヴァーだからこその一撃だったのだ。もしあの時に取り回しがしにくいG・レールガンを使おうとしていたら、アダマン・ハルパーでその銃口を断つ事により無傷でやり過ごせただろう。
その点を見切ってG・リボルヴァーを選択したオウカはさすがスクールの長姉といった所か。
ガロイカの影から周囲の様子を確認する。既に戦闘も山場を過ぎているのだろう。シャドウミラー隊が次第に押され始めている。
幾らエキドナが指揮を執っていると言っても、所詮量産型Wでは本物の超一流には勝てないという事か。……レモンがこの結果を見たらどうなるだろうか。がっかりする? いや、それはないな。どちらかと言えば、より量産型Wの性能を高める研究に集中して、ヒリュウ改やクロガネの部隊よりも高い
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