暁 〜小説投稿サイト〜
転生者達による神世界開拓記
閑話
第十五話
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
気に入られたのだろうな。



 「いいのか?」

 「お姉ちゃんなら歓迎だよ!」

 「お兄さんはどう?」

 「俺は別にいいぞ?人数が多ければ多い程、旅は楽しいからな」

 「……では、世話になろう。国に戻っても絞首刑が関の山であろうしな」



 トゥトゥトゥトゥン!なんて効果音が流れた気がした。ふとサクラを見ると悪役顔になっていた。



 「それじゃここに立っててね」

 「う、うむ?」

 「じっとしててよー(チラッ)」



 ……サクラとアイシアの意図が分かってしまう自分を殴りたい!いや、自分が最初にサクラ達にやった事だけれども。



 「お兄さんいいよー」

 「へいへい……大魔導転籍(ユングドヴァン)、50ページの魔法参照、詠唱開始」

 「え、永巡よ何をする気なのだ?そこはかとなく不安しか感じぬのだが!?」

 「大丈夫だよお姉ちゃん。その内その不安が快感に……」

 「それは絶対にありえぬ!余の芸術への熱が冷めるぐらいにありえぬわ!」 

 「守護転生(セカンドリターン)!」

 「ぬああああああーーーー!!」



 結果、Mにはなりませんでした(笑)



 「当たり前だ!」

 「「え〜……」」

 「何故サクラとアイシアはがっかりするのだ!?」

 「期待して損したね」

 「うんうん、期待外れだよ」

 「〜〜〜!童女に酷い扱いされるのは初めてだ!余は泣くぞ!泣いちゃうぞ!?」

 「子供の方が残酷なんだよ、ネロ」

 「あ、うぅ……」



 引っ込みがつかなくなりそうなので頭を撫でて鎮静化を図る。ネロは気持ちよさそうに眼を細めていた。



 「……♪」

 「む〜……」

 「うにゃ〜……」



 ……火に爆発物を投げ入れた気がする。仕方ないので余った手で二人を撫でる。



 「にゃはは〜!」

 「えへへ……」



 これがナデポという奴か……!?能力で作った覚えはないが……何故だ?



 「はい終了!そろそろ行くぞ!」

 「じゃあボクはテントを片付けるね」

 「あたしはフライパンを洗ってくるよ」

 「余は……座っておこう」

 「お姉ちゃんのや・く・た・た・ず♪」

 「ピー!」



 こうして元皇帝が仲間に加わった。一行の旅はまだまだ続く……って、何良い話だった風に締めてんだよ!?

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ