第二十八話 ギシン星での戦い
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った。
「だからだ。まずはやるということを考えるのだ!」
「作戦以前の問題では?」
「作戦はまず思うことからはじまる」
不動の強引な言葉は続く。
「なればなる!」
「はあ」
「だからだ!まずは戦いそして来たら止める!」
「止まらなければその時は」
「撃ち落す!」
強引な言葉は続く。
「わかったな。それで行く!」
「バルディオスもある」
マリンは冷静に述べた。
「それならいけるか」
「頼みましたよ、その時は」
「絶対に」
「わかったよ。それじゃあ」
「全軍攻撃開始!」
「やってやるか!」
こうしてギシン星においての決戦がはじまった。その戦いはというとだ。
かなり激しい戦いになった。敵の数は流石に多かった。
しかしであった。敵には弱点があった。
これといった指揮官がいないのだ。宗介は冷静に敵に照準を合わせてだった。
射撃を行いそれで倒すのだった。まずは一機だった。
「動きが悪いな」
「ああ、そうだね」
メリッサが応える。頷きながら彼女も射程を合わせてそのうえで一機撃墜した。
「狙いを定めて安心して撃てるね」
「この戦いはな」
「楽だね」
それを言うのだった。
「ただ」
「ただ?」
「敵の数は相変わらずだね」
カントとナッキィの指摘通りだった。
「それはね」
「確かにな」
それにクルツも頷く。当然彼も戦闘の中にいる。
「それはあるな」
「やっぱり用心は必要だってことだね」
「しかしだ」
だがここで宗介が言った。
「勝てる」
「ああ、そうだね」
「この戦いはね」
「戦いには勝てるな」
ベルファルガンはこう述べた。
「それはな」
「しかしそれからか」
「ああ。やはりそうなるだろうな」
ベルファルガンもそう見ているのだった。
「この戦いは」
「そうか、それなら」
「ここは」
「守りを固めた方がいいな」
宗介は冷静に述べた。
「そのうえで戦う方がいいか」
「はい、その通りだと思います」
テッサから通信が入ってきた。
「皆さんここはそうして下さい。陣を組んでです」
「そのうえで戦う」
「そういうことなら」
全軍すぐに陣を組んだ。円陣になる。そうしてだった。
そのうえで敵を防ぎながら戦う。敵はそれに対して無闇に攻撃を浴びせるだけであった。これではもう勝敗は明らかであった。
半日程戦ってだ。敵はもう殆どいなくなっていた。それでだった。
既に正面に千程度いるだけだった。その千の敵もだ。
一気に潰した。それで終わりだった。
「終わりか」
「そうよね」
「これで」
「一応は」
しかしだった。ここで彼等は身構えていた。
するとだった。ここでだ。
「ふふふふふ」
「来たな!」
「来やがっ
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