第二十三話 解放
[4/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
惑星からは」
「はい、間も無く到着されるとのことです」
「惑星からの援軍はあと数分です」
「よし、ならばだ」
そこまで聞いてだった。ゴッチは決めた。完全にだ。
「攻める、いいな」
「了解です」
こうしてバルマー軍はロンド=ベルを囲もうとする。しかしであった。
ロンド=ベルはその包囲にかかる敵軍にさらに攻撃を仕掛けた。一点集中攻撃である。
「包囲には突破だぜ!」
「こうすればいいのよ!」
「その通りだ!」
エイブもゴラオンの艦橋から指示を出す。
「オーラノヴァ砲発射用意!」
「艦長、それをですか」
「はい、今こそその時です」
だからだとエレに対しても答える。
「ここはお任せ下さい」
「わかりました。ではここは」
「はい、やらせてもらいます」
こうしてゴラオンは敵の密集ポイントに艦首を向けてだ。その主砲を放つ。
「撃て!」
「わかりました!」
「では!」
艦の乗組員達が応える。そのうえで白い光の帯が放たれた。それで敵軍に大きな穴を開けてみせたのだった。
ゴラオンだけではなかった。グランガランもだ。ハタリは艦を敵軍に突っ込ませた。
「シーラ様、危険ですがお許し下さい」
「元より危険は覚悟しています」
シーラも厳しい顔で応える。
「ですから」
「有り難き御言葉。それでは」
「敵をあえて引き寄せてですね」
「そうです」
またシーラに答えるハタリだった。
「敵が来たところをオーラバルガンで斉射を仕掛けます」
「はい、それでは」
「敵が来るなら来るで戦い方があります」
これまでの戦いで身に着けたことだった。
「ですから」
「ではお任せします」
シーラも腹を括っていた。
「ここは」
「これより敵軍に向かう!」
ハタリは実際にグランガランに指示を出した。
「そしてだ。集まって来た敵を撃て!」
「はい!」
「了解です!」
艦のクルーもそれに応える。そうしてだった。
周りに群がる様にして来たその敵達にオーラバルカンを放つ。それで敵をまとめて撃墜するのだった。立体的な構造のグランガランならではの攻撃だった。
そして他の者達も果敢に突撃してだ。敵を薙ぎ倒していく。
「遅いんだよ!」
トッドがハイパーオーラ斬りを横薙ぎに放つ。それで敵をまとめて撃墜する。
「ダンバインはパイロットの能力に大きく影響するんだよ」
「そうだがな」
「あんたさらに強くなってるな」
その彼にアレンとフェイが突っ込みを入れる。彼等はズワースに乗っている。
「しかも波に乗ってきているな」
「いい感じにな」
「わかってきたんだよ」
トッドは二人にこう返した。その間も剣を振るっている。
「俺はな」
「俺は?」
「何だってんだ?」
「ショウとかどうとか関係ない
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ