第二十二話 グラドスの圧政
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声じゃないから」
「雰囲気がそっくりなだけだから」
「そこは注意してな」
皆ブリットの今の言葉を必死に訂正させた。
「あとカーラもそういえば」
「歌を歌っていたし」
「そうだよな」
「ええ、鏡の世界で戦う話よね」
しっかりわかっているカーラだった。
「十三人でね」
「丸わかりすぎるな」
ヤザンはカーラに対しても突っ込みを入れた。
「っていうか隠すつもりないだろ」
「今更隠してもね」
カーラの言葉は開き直りだった。
「皆わかってるし」
「わかり過ぎっていうか」
「もうばればれだし」
「例えば」
「そうね」
皆今度はユンを見て言うのだった。
「河原の人と柚子の人の関係って」
「あれですよね」
「はい、皆さんの言葉はわかってます」
ユンは観念した顔であった。
「私は確かにですね」
「あと凱君達も」
「確かに」
「うっ、それは恋とか姫の話か」
凱はそれを言われてギクリとした顔になっていた。
「あれは多分別人だ。名前が違う!」
「あれっ、けれど声は」
「もう誰も否定できないけれど」
「あとアレンさんも」
「気にするな」
アレンは表情こそ壊していないが顔中から滝の様に汗をかいている。
「あれは俺とは関係ない。全くの別人だ」
「何かかなり強引?」
「っていうか」
「いや、俺ではない」
尚も言うアレンだった。
「あれは絶対に違う」
「そうかな」
「あと卑弥呼も」
「あの変態爺さんにしか聞こえないわよね」
アスカはムキになっていた。
「あの声って」
「相変わらず素敵だわ」
レイは頬を赤くさせていた。
「例えどの様な役でも。素敵な方ね」
「レイってそんなにあの人が好きなんだ」
シンジも少し唖然としている。
「ううん、どうなのかな」
「まあ恋も人それぞれやで」
トウジは今はレイの側に立っている。
「人の恋路っちゅうのはな」
「けれど。それでもあれは」
「まあな。色々あるからな」
「ここにいる人達もそういう人多いみたいだね」
ふとこんなことを言うシンジだった。
「そういえば昔きゃんきゃん何とかで光ちゃんの声聴いたような」
「あれはCDだ」
何故か力説する光だった。
「私は本編とは関係ないぞ」
「ってあったんだ」
「あっ、それは」
言ってから気付いたことだった。
「それはその」
「何かそれを言ったら」
「皆結構」
「脛に傷あるから」
「そうね」
タリアもそれを言う。
「だからそれは言わないでおきましょう」
「ええ、そういうことで」
「この話はなしで」
「さて、何はともあれね」
「次の戦いですね」
「次の惑星に」
「まだバルマーの正規軍は出ていませんし」
彼等の存在もあった。
「中銀河方面軍
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