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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第二十二話 グラドスの圧政
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ね」
「グラドス人の全てが悪い人間じゃなかったら」
 エイジはこうも言った。
「こんなことにはならなかった。いや」
 ここで思い直した。
「全員がそうじゃないんじゃないだろうか。若しかして」
「とっとと地獄へ落ちろ!」
 ディアッカが引き立てられていくグラドス人達に対して怒った声をかけていた。彼等は項垂れてそのうえで処刑場に向かっている。
「あそこまでやって助かるなんて思うんじゃねえ!」
「そうだ、今この星の者達は当然の権利を果たしているのだ」
 イザークも冷たい声で言う。
「この連中はこうなるべきだ」
「そういうことだ。グラドス人なんてな」
「そうだな」
「一人もいなくなるべきなんだよ」
 二人の考えは一致していた。
「こんな連中な」
「この星でも圧政を敷き自分達はやりたい放題をしていたんだな」
「はい、そうです」
 ニコルがアスランに話す。
「特権階級として。やはり文化を破壊して」
「処刑も当然だな」
「僕もそう思います」
「グラドス人の様な連中がいるからな」
「銀河が乱れるんですよ」
 彼等も言うのだった。
「しかし。子供も全員処刑するんだな」
「ええ」
 見れば処刑場に引き立てられていくのは大人だけではなかった。
「そうですね」
「子供も同じか」
「全く同じことをしていたみたいですよ。この星の人達を殺しても捕まらなかったですしね」
「なら仕方ないな」
 アスランとは思えない程冷たい言葉だった。
「それならな」
「はい、グラドス人は銀河にいてはいけません」
 ニコルはまた言った。
「ですから」
「それに俺達が止めても」
「はい、この星の人達の気持ちは収まりません」
 その問題もあるのだった。
「ですから」
「見ていよう。もっとも俺にも止めるつもりはないけれどな」
「ええ」
 こうしてこの星のグラドス人は一人もいなくなった。皆処刑された。そしてこの星の市民達は自由を取り戻した。そうしてであった。
 ロンド=ベルは彼等の協力も得ることになった。このこと自体はよかった。
 だがエイジの顔は晴れなかった。どうしてもであった。
「まあわかるけれどな」
「気を取り直してね」
「う、うん」
 周りの言葉に応えはした。
「そうだね。それはね」
「じゃあ飲もうな」
「今からね」
「そうだね」
 一応は応えたのだった。
「それじゃあ」
「よくあることだ」
 その彼に言ってきたのはカクリコンだった。
「戦争に敗れた圧政者はああなる」
「ああ、ですか」
「そうだ。俺達も一歩間違えればああなっていた」
 ティターンズ出身ならではの言葉だった。
「ああな」
「そうですか」
「そうだ。俺達はそれを考えれば運がよかった」
「そうだな」
 ジェリドもカク
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