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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第二十二話 グラドスの圧政
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うるせえんだよ!」
 シンが速攻で攻撃を仕掛けた。ドラグーンでコクピットをまとめて吹き飛ばす。
「手前等の魂胆はわかってるんだよ!」
「投降を受け入れたその瞬間に攻撃を仕掛けるつもりだな」
 レイもドラグーンを放ちながら言う。
「それはもう見抜いていた」
「うっ、それは・・・・・・」
「その通りだな。ならばだ」
 こう言ってであった。彼もまたグラドス軍を容赦なく攻撃する。
 他の面々も同じだった。結果としてグラドス軍は一機もいなくなった。残った将兵は一人もいなかった。皆倒されたのである。
「戦闘終了デス」
「よし」
 大河はスワンの言葉に頷いた。
「これでいいな」
「はい、それでは」
「惑星に降下する」
 それも言うのだった。
「グラドス軍が残っていれば掃討戦に移る」
「わかりまシタ」
 こうしてロンド=ベルは今度は惑星に降下した。だが戦いは行われなかった。
 残っているグラドス軍は僅かであった。そしてその彼等もだ。
 投降しようとしてきた。だがここでも同じだった。
「戦闘終了」
「完全にね」
 ルナマリアとメイリンが素っ気無く言った。惑星にいるグラドス軍も全滅した。
 そしてその惑星の有様はだ。酷いものだった。
「やることは何処でも同じなんだな」
「そうね」
 皆その有様を見て言う。文化は徹底的に破壊されていた。
 そして今残っていたグラドスの非戦闘員達が狩り出されていた。そのうえで次々と裁判にかけられ処刑されていた。全員である。
 だがロンド=ベルの面々はそれを見ても何とも思わない。むしろその処刑に対して拍手喝采を浴びせていた。やれというのである。
「ふん、所詮はグラドス人だからな」
「あれだけやったしな」
「当然の結果よ」
「自業自得」
 今までのグラドスの悪行を見てのことだった。誰も処刑されていくグラドス人に同情する者も止めようという者もいなかった。
 だがエイジはその中でだ。難しい顔をしていた。
「エイジ、どうしたの?」
「やっぱり」
「うん、少しね」
 デビットとロアンに対して答えた。
「彼等のしてきたことは許されることじゃないけれどそれでも」
「だが因果応報だ」
「当然の結末だよ」
 二人もまたグラドス人への処刑を止めようとはしない。
「どれだけ惨たらしく殺されてもな」
「仕方ないことだよ」
「グラドス人は一人残らずああなるんだね」
「エイジは別だ」
「僕達の仲間じゃないか」
「仲間」
 その言葉は聞いた。しかしだった。
「けれどグラドス軍は」
「そうさ、敵さ」
「それも汚いね」
「汚い敵なんだ」
「やってきたことを考えるんだ」
「そういうことだよ」
 二人で話したのだった。
「あの連中は銀河にいてはならないからな」
「だから
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