第二十二話 グラドスの圧政
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汚い言葉なんて聞くつもりはないからね!」
「話は一応聞いてやるぜ!」
オルガはこう言うのだった。
「聞いてから地獄に送ってやるぜ!」
「やれオルガ」
「言われなくてもな!」
こうシャニに返してだった。
総攻撃に入る。全ての攻撃をグラドス軍にぶつける。
「おらおらあっ!死ね!」
「ぐわっ!」
「げっ!」
コクピットがまとめて吹き飛ばされる。そうして倒すのだった。
「グ、グラドス軍が・・・・・・」
「瞬く間に・・・・・・」
「御前等弱過ぎるんだよ!」
一方的に攻撃を続けるオルガだった。それはまさに殺戮だった。
「弱い癖に偉そうに言うな!」
「おい、また今回滅茶苦茶暴れてるな」
ロウは縦横無尽に暴れ回る三人を見て呟いていた。
「俺の十倍は戦ってるな」
「十倍で済むか?」
それと言ったのはイライジャだった。
「こっちの三人も凄いがな」
「ああ、ステラ達か」
「グラドスが相手になると違う」
こちらの三人もそれは同じなのだった。
「桁外れだ」
「そうだな。俺も実際な」
「違うか」
「この連中だけは許せないからな」
言いながらその巨大な剣を振るう。そのうえで敵を薙ぎ倒していく。イライジャも敵機のコクピットを撃ち抜いていく。倒れるのはグラドス軍ばかりだった。
「余計にな」
「そうだな。全くだ」
「御前もかなり派手に暴れてるな」
「俺もグラドスは嫌いだ」
イライジャもこの感情を隠さない。
「だからだ」
「ああ、どのみち捕虜は取らないんだ」
「全滅させる」
この場合は文字通りのことである。
「いいな、このままだ」
「そのつもりだ、最初からな」
「行くぞ」
彼等も攻める。敵は次々と倒れていく。
三時間程戦うとであった。グラドス軍は残り僅かになっていた。その彼等はここであえて動きを止めてこう言ってきたのであった。
「もう終わりだ」
「降伏する」
「そちらの指示に従う」
「嘘だな」
だが大河はその彼等を見てすぐに言い切った。
「それは」
「やはりそうですか」
「見るのだ」
こうスタリオンに言って敵軍を指差すとだった。彼等の戦艦の主砲はこちらに向いていた。そしてその手に持っているビームライフルもだった。
「油断させて攻撃するつもりだ」
「またなのですか」
「そうだ、まただ」
先の戦いのことで既に学んでいたのである。
「またしようとしている」
「それじゃあここは」
「やっぱり」
「このまま攻撃する」
大河は言った。
「いいな」
「はい、それじゃあ」
「このまま」
「何っ、捕虜を攻撃するというのか」
「投降するというのだぞ!」
グラドス軍の方から抗議が来た。
「ロンド=ベル、まさか」
「それ程非道だというのか」
「
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