第二十二話 グラドスの圧政
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はあってもな」
こう言ってであった。彼等はそのグラドス軍に向かう。ロンド=ベルはブライトに言われるまでもなかった。最初から容赦することはしなかった。
「おらおら、死ね!」
「抹殺!必殺!滅殺!」
「地獄に行け」
オルガ、クロト、シャニは実際に派手に暴れていた。前の敵を次々と倒していく。
クロトのレイダーガンダムは敵の中に入ってそのミョッルニルを振り回しそのコクピットを砕いていく。
「そこにいるのはわかってるからさあ!」
その血走った目での言葉だ。
「何の容赦もしないからね!」
「ぐはあっ!」
今一機がコクピットである頭部を叩き潰された。首がなくなった形になる。
クロトはその首なし死体を思いきり蹴飛ばした。それで別のグラドス機にぶつける。
「うわっ!」
「仲間の屍抱いてさ!」
その敵機に一気に接近してである。
「御前も死ねよ!」
「ぐはっ!」
上からミョッルニルを振り下ろしそのうえでコクピットを潰した。確実に仕留めた。
シャニのフォピドゥンも暴れる。その巨大なビームを容赦なく放つ。
「これがロンド=ベルか!?」
「何という強さだ!」
「気付くのが遅い」
グラドス兵への言葉だ。
「そして俺御前等大嫌い」
この感情も隠そうとしない。
「死ね」
またビームを放ってであった。数機一気に吹き飛ばす。
そして空いた場所に飛び込んで切り込む。鎌でコクピットを横薙ぎにする。
頭を半分斬られた形で倒れる。他の機体も斬っていく。
「こ、こいつ・・・・・・」
「何という強さだ」
「俺確かに強い」
シャニもそれは言う。
「しかし」
「しかし?」
「何だというのだ」
「御前等弱い」
彼等に対しても言ったのだった。
「呆れる程度弱い。雑魚だ」
「何っ、我等が雑魚だと!?」
「その言葉許さん!」
「野蛮人の分際で!」
「野蛮人は御前等」
言葉を返すシャニだった。
「御前等だ」
「何っ、何を根拠にだ!」
「その言葉許さんぞ!」
「俺達他の人間の文化や文明を壊さない」
シャニが言うのはこのことだった。
「しかし御前等それをする」
「劣った存在を倒して何が悪い!」
「そうだ、それこそが我等の使命だ!」
これが彼等の言い分だった。
「劣った文化や文明を破壊し優れた文明で教化する!」
「それの何処が悪い!」
「ああ、悪いさ!」
「げふっ!」
言っている側からクロトがその敵機のコクピットを蹴り潰した。即死だった。
「文化は同じ物差しじゃ計れないんだよ!」
「き、貴様」
「我等の同胞をよくも無惨に」
「蹴り潰したというのか・・・・・・ガハッ!」
「僕はシャニとは違うんだよ!」
今度はミョッルニルで叩き潰したのであった。
「御前等の
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