第十八話 発動する力、無限
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うだ、今は攻める」
また話す彼だった。
「巨神だけを」
「わかりました、それでは」
「巨神に集中攻撃を仕掛けます」
「そうする。いいな」
こうしてだった。全軍そのままイデオンに向かう。他の敵には見向きもしない。
それに対してロンド=ベルはだ。バッフ=クラン軍全体に攻撃を浴びせる。
ルナマリアはだ。インパルスのライフルを乱射して次々に敵を撃墜する。
「このっ!このっ!」
「あの、ルナマリア」
そのルナマリアにシホが通信を入れてきた。
「ビームのエネルギーには気をつけてね」
「わかってるわよ、けれどね」
「けれど?」
「敵の数が多いからね」
それを理由にするのだった。
「もうある程度はね」
「それでも撃ち過ぎよ」
「そうだな。派手にやり過ぎだ」
「そのままではすぐにエネルギーも弾数も尽きるぞ」
ミゲルとハイネも言ってきた。
「そうなれば元も子もない」
「それも考えろ」
「ちぇっ、皆で言うの」
ルナマリアはそんな彼等の言葉を聞いて口を尖らせた。
「そういうハイネは何かスマートに戦ってるわね」
「そうか」
「そうよ。セイバー使ってね」
変形を巧みに使ってだ。そのうえで鮮やかに動いてみせてだ・
前の敵を次々に撃墜する。その炎の中を飛んでもみせていた。
「かなりやるじゃない」
「これが俺の戦い方だ」
実際にそうだと返すハイネだった。
「このセイバーはいい機体だ」
「それは確かにね」
「だがそのインパルスもそうだ」
「確かに。ただね」
「ただ。何だ?」
「デスティニーとかみたいに無茶ができないのよね」
それを言うのである。
「どうもね」
「幾ら何でもデスティニーと比べるな」
ミゲルは少しむっとしたような声でルナマリアに返した。
「それかあれか。あの三人だな」
「ええ、今も暴れてるけれど」
「わははははははははははは!!死ね死ねーーーーーーーーーっ!!」
「抹殺!必殺!滅殺!」
「くたばれ」
オルガ、クロト、シャニは無尽蔵に暴れていく。彼等の破壊力は健在だった。
「俺達の前に出たら誰でもな!」
「容赦せずに叩き潰すからね!」
「地獄に落ちろ」
「あの無茶区茶な破壊力が欲しいのよ」
ルナマリアは三人を見ながらまた話す。
「私もね」
「インパルスも戦い方次第でできるぞ」
今言ったのはそのシンである。
「もうな。インパルスデスティニーみたいにな」
「いや、それは無理だ」
それにクレームをつけたのはカガリだった。
「絶対にな」
「無理かよ」
「大体御前のインパルスデスティニーはストライクフリーダム以上の破壊力なんだぞ」
カガリはこのことを指摘するのだった。
「デスティニーの接近戦能力にドラグーンまであるんだからな」
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