第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(6)
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いか!」
真・悪魔将軍プペはごうごうとデヴィルディスペアを燃やしながら、キン肉マンルージュに迫った。
対するキン肉マンルージュは、全身の表面にマッスルアフェクションを薄くまとわせながら、静かに、優しく、きらめている。
「そんなにメラメラ、ゴウゴウ出しちゃって、もったいないよ。力の無駄遣いだね」
「プペプペプペプペプペッ! ほざけ、小娘! 貴様のその薄っぺらいマッスルアフェクションを剥ぎ取って、素っ裸にしてくれるわ!」
「うわー! 変態だー! 真・変態将軍プペだー!」
「言うに事欠いて、変態将軍だと! こんのションベンガキ超人めが!」
口喧嘩をしながら、ふたりは間合いを詰めていく。お互いの距離が少しづつ縮まっていく。そしてふたりは、互いに射程範囲内に入った。
“ずがづぅづうううんッ!”
一瞬のうちに、ふたりの距離はゼロとなり、激突した。
互いの右拳が激しくぶつかり合う。ふたりはリング中央で、渾身の右ストレートを放った。
“じゅごばばばッ”
ふたりがまとっているマッスルアフェクションとデヴィルディスペアが干渉し合い、音をたてながら相殺されていく。
ふたりは右腕を引き戻し、今度は渾身のハイキックを放つ。
“がっつぅッ! じゅばごごぉッ”
リング中央でぶつかり合ったふたりのスネから、マッスルアフェクションとデヴィルディスペアが相殺される音が鳴り響く。
「こんのおおおぉぉぉおおおッ!」
「プペプペエエエェェェエエエッ!」
ふたりは右脚を引き戻すと、身体を後ろに思いきりのけ反らせる。そして、ぶぉん! と音がするほどに、上体を前方に振り曲げる。
“ずがごぉぉんッ!”
リング中央でふたりの額が激突し合った。
“じゅばしゅごおおぉぉぉッ”
激突の衝撃によって、周囲に衝撃波が飛び伝う。
“じゅばちぃぃッん”
ふたりは反発し合うように、後方に向かって弾け飛んだ。そして、そのまま互いのコーナーポストにまで飛び退いた。
“うおおおッ! すんげぇ! バッチバチいってるけど、ちゃんと触れてるよ! ルージュちゃん、まともに触れてるよ!”
“戦えてる! ルージュちゃん、戦えてるぜ! さすがは火事場のクソ力、パーフェクション!”
観客達は対等に渡り合っているキン肉マンルージュを見て、沸きに沸いた。
「プペプペプペプペプペッ! ゴミ共が騒ぎおって。やっとまともに戦えるようになった、ただそれだけではないか」
くだらんとばかりに言葉を吐き捨てる真・悪魔将軍プペに、ミーノは言葉を返す。
「皆様が声を上げて応援してくれるのは、キン肉マンルージュという超人が好きだからなのですぅ。キン肉マンルージュ様のことが好きで
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