第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(6)
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気雨? でも、お空は雲ひとつない晴天だけど?”
キン肉マンルージュが流している汗は、会場中に降り注いでいた。少女特有の甘ったるい香りが、会場を満たしていく。
ミーノは尋常ではない汗の量に、血の気が引いた。どう考えてもキン肉マンルージュは脱水している。常人であれば、とうにミイラ化している程の水分が、キン肉マンルージュの小柄な身体から失われている。
いくら超人といえども、ここまでの水分を失ってしまっては、命を落とすのは時間の問題である。
“ぐごおおおぉぉぉんッ”
突然、重々しい鈍い音が周囲に響き渡る。そしてリング上を飛び交っていた光球が、ふっと消えてしまった。
リング上は漆黒の螺旋だけとなり、螺旋はやがて真っ黒な暗塊となる。
「プペプペプペプペプペッ! ションベンガキ超人よ! その無様な姿、観客達にお披露目といこうか!」
暗塊は霧状になって、飛散していく。そして暗塊の中から、少しづつ、キン肉マンルージュの姿が現れる。
「ッ! あああ……うあああ……ですぅ……」
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