第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(6)
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「プペプペプペプペプペッ! 無駄だ! 既に封じた七ヶ所は、ほぼ全身に渡る。もう身動きできぬ状態だ」
真・悪魔将軍プペは宙にいるキン肉マンルージュに掴みかかる。
“ぎんッ”
キン肉マンルージュは真・悪魔将軍プペを睨みつけ、宙にいる状態で身体を回転させた。
「48の殺人技のひとつ、マッスルトルナード!」
真・悪魔将軍プペは弾き飛ばされ、上体をのけ反らせてしまう。
体勢を崩した真・悪魔将軍プペに、キン肉マンルージュはマッスルトルナードを喰らわせる。
高速回転しているキン肉マンルージュに突っ込まれ、真・悪魔将軍プペは吹き飛ばされてしまう。そしてコーナーポストに激突した。
「プペェ……どういうことだ? 貴様、なぜ動ける」
ふらふらになりながらも、リング上に立っているキン肉マンルージュ。それを見て真・悪魔将軍プペは困惑した。
「破滅の九所封じという技は、七ヶ所を封じた時点で、全身の自由を奪ってしまう。つまり身動きがとれなくなる……マッスルトルナードなどという全身を使うような技、使えるはずはないのだが……」
真・悪魔将軍プペはいぶかしげな顔をしながら、キン肉マンルージュを見つめる。
「将軍透視」
真・悪魔将軍プペは透視光線を目から放ち、キン肉マンルージュの全身を見探る。
「プペェ! こ、これは! ……そうか、そういうことか」
将軍透視によってキン肉マンルージュの霊体を見た真・悪魔将軍プペは、キン肉マンルージュ自身も気がついていない秘密を知る。
「貴様の全身には、まるで血液のように、マッスルアフェクションが流れておる。そして破滅の九所封じによって活動を停止してしまった肉体を、マッスルアフェクションが動かしておるわ……なるほどのう。例え肉体を封じられても、マッスルアフェクションが肉体のかわりをしてくれるというわけか」
真・悪魔将軍プペは声を大にして笑い上げる。
「プペプペプペプペプペッ! タネがわかれば、たわいもないし、たいしたこともない! どちらにせよ、破滅の九所封じ、八の封じを喰らわせてしまえば、貴様は終いよ! さしものマッスルアフェクションといえど、八の封じには通じぬわ!」
ミーノは表情を曇らせて、呟くように言う。
「八の封じ……ゴールドマン版悪魔将軍が使っていた地獄の九所封じでは、八の封じは“握手”でした。相手の手の平を握ることで、超人の思考能力を司るツボに触れて、思考力を奪ってしまう技なのですぅ……つまりマッスルアフェクションでは、八の封じを防ぐことができないのですぅ……もはや防ぐ事は……出来ないのですぅ……」
「プペプペプペプペプペッ! その通りよ。思考力さえ奪ってしまえば、貴様はもはや生きる屍。余の攻撃を受けるだけの、超人
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