第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(6)
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ン肉マンルージュは翻弄されてしまい、反撃どころか微動だに出来ないでいた。
「わ、わかったのですぅ! 破滅の九所封じの正体が! 破滅の九所封じとは、連続技! 一から九までの全ての封じ技が繋がっている、連続した技の集合体なのですぅ!」
「プペプペプペプペプペッ! 今更に気がつきおったか! 以前キン肉スグルが戦ったゴールドマン版悪魔将軍、奴が使っていた地獄の九所封じは、破滅の九所封じの基礎となる技なのだ。結局ゴールドマンは最期まで、破滅の九所封じをマスターすることが出来なかった。だが、余は違うぞ。真の九所封じ、破滅の九所封じを完璧にマスターし、自在に繰り出すことができるのだ」
真・悪魔将軍プペは膝の上に乗っているキン肉マンルージュを抱え上げ、フロントスープレックスを放った。
あまりにも勢いのついたフロントスープレックスがキン肉マンルージュを襲う。豪快かつ猛烈なフロントスープレックスはキン肉マンルージュの頭部をキャンバスに打ちつけてしまう。
“ずおどぐごぉぉぉん!”
「破滅の九所封じ、六の封じ、カブト割り!」
「きゃひゃにゅみゅわわわあああああッ!」
キン肉マンルージュの頭部が真っ黒に変色してしまう。そしてキン肉マンルージュは、頭部がキャンバスにめり込んでしまい、キャンバスに突き刺さった状態になっている。
真・悪魔将軍プペは間髪入れずに、キン肉マンルージュの両脚を掴んだ。そして頭部と同じように、キン肉マンルージュの両足をキャンバスにめり込ませる。
キン肉マンルージュは強制的に、キャンバス上でブリッジの格好にさせられている。
「に、逃げてくださいですぅ! キン肉マンルージュ様ぁ!」
「プペプペプペプペプペッ! 無茶なことを言いよる。既に六ヶ所を封じているのだ。ほぼ全身が動かない状態よ。身体が動かせなければ、このブリッジから脱することなど不可能だ」
キン肉マンルージュは身じろぐことすら出来ずに、キャンバス上でブリッジを続けている。
「破滅の九所封じ、七の封じ、ストマッククラッシュ!」
真・悪魔将軍プペはコーナーポストの先端に飛び乗った。そしてそこからキン肉マンルージュの腹部を目掛けて飛び降り、頭突きを喰らわす。
“ずどぐおごぉぉぉん!”
「きゃひゅにゃみゅひゃわわわあああああッ!」
ストマッククラッシュの衝撃でキン肉マンルージュの身体は宙に浮き飛び、キャンバスから両手両足が抜け出た。
そして宙にいるキン肉マンルージュの腹部は、真っ黒に変色していた。
「こ、これ以上は、本当にダメなのですぅ! キン肉マンルージュ様! なんとか、なんとかして、破滅の九所封じから脱出してくださいですぅ!」
叫び上げるミーノを見て、真・悪魔将軍プペは笑い上げた。
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