逃げ出す準備が完成したですの
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
アースクレイドル跡地にシュウ・シラカワを求めてやって来たアルフィミィですが…………非常にピンチです。背後にグランゾンに乗った人がいるので。
「君か。マサキ以外に私を探して居たのは…………何の用だい?」
シュウ・シラカワはマサキ・アンドーのライバルにして敵役ですの。若くして10に及ぶ博士号を持つ天才科学者で、地上では科学を、ラ・ギアスでは練金学を極めた上に、魔装機神と互角の力を持つ高性能ロボット・グランゾンの基本設計および、OS・特殊装備の開発を行い、自らパイロットも兼ねているという化け物ですの。
「錬金術に興味が有りますの」
「ほう…………」
話しながらも、アインストを呼んでおく。元から襲撃はかける気満々だったので、相当な数を準備して有りますの。
「貴女は人間とは違う存在のようですね」
「っ!?」
「付け回されるのも面倒なので、ここで消えて貰いましょう」
「嫌ですの!!」
転移で、距離を取ると同時に大量のアインストを呼び出す。
「これは面白い」
アインストレジセイアを40体も呼び出して物量で攻め込む。
「ですが、この程度で私は倒せませんよ」
「わかってますの!! 来てくださいですの、お父様っ!!」
アインスト経由で呼び出したのはゲシュンペンストMK.V…………いえ、アインストヴォルフ…………ベーオウルフですの。
「…………敵…………殲滅…………」
アインストアイゼンも大量に投入しての殲滅戦。でも、きっとこれでも勝てないですの。
「グラビトロンカノン」
どんどん重力で潰されていくアインスト達。ブラックホールクラスターとかも撃たれて大変ですの。グランゾン無双とか酷過ぎですの。でも、対応策はあるですの。
「お父様と同じで、分の悪い賭けは嫌いじゃありませんの!!」
グランゾン内部への転移。アインスト達で陽動をかけている今だからこそ出来ますの。
「とう!」
念動力で強化し、未来を見て行うこの作業。失敗はありえませんの!!
シュウ・シラカワが居るコクピットへの転移と同時に触手を放って貫きますの。
「デタラメですね…………ですが、甘いですよ?」
魔術で障壁みたいなのを張られてしまい、触手が通らない。
「ふふふ、アルフィミィの直接的な攻撃だけに何時までも構っていていいですの?」
「?」
「アインストの特性は吸収して。支配して……そして合併ですの!!」
背中や足からも触手を出してグランゾンを乗っ取りにかかる。
「くっ!?」
「そして、それだけじゃ有りませんの」
そう言った瞬間。コクピットに衝撃が走る。
「なんですか…………!?」
「…………敵…………破壊…………
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ