第百十三話 評定その十
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その細面の整った、そこに向こう傷がある顔をきっとさせてそのうえで言ってみせた。
「振り払う火の粉は払う」
「ではこれまでの様に」
松田が言った。
「この小田原城に篭城しますか」
「武田や上杉の時の様にじゃな」
「はい、それでどうでしょうか」
「篭城して倒せる相手ならばよいがな」
だが氏康はこう松田に返した。表情は神妙なものに変わっていた。
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