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戦国異伝
第百十三話 評定その七
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「それによってですね」
「多くの者に呼び掛ければそれで違う」
 そこから呼んでいる者が探されいずれは信長の下に連れて来られるのだ。立て札の効果はかなり大きいのだ。
 それを使うやり方もある。だがだった。
「しかしそれを使ってものう」
「来るかどうかはですね」
「やはりわからん、むしろ変化の術も得意としておるという」
 飛騨者達から聞いた話だ。果心居士は様々な術を使うがその中で変化の術を最も得意としているというのだ。
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