逃げ出す準備をしますのB
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っていく。それを見てまた意見として出して行きますの。時間を忘れて話すこと5時間。エクサランスに搭載された時流エンジンを超えた設計図が出来てしまいましたの。ただ、制作するのはエクサランスのになったのは仕方有りませんの。とりあえずは実験用としてなので。設計図の方は尋常じゃない出力でしたので、それなりの施設でないと大変危険ですの。
「後は作るだけだが…………今日はもう遅いし泊まって行きなさい」
「それなら、しばらく厄介になってもいいですの? どうせ、ホテル暮らしですの」
「わかった。それじゃあ、娘を紹介しよう」
「はいですの」
それから、二階に移動して、ご飯を作っていた三人を紹介されましたの。
「こちらアルフィミィちゃん。しばらくここで泊まって、研究を手伝ってくれる事になった」
「よろしくお願いしますですの」
「そうなんだ。私はフィオナ・グレーデン。よろしくね」
「俺はラウル・グレーデン。フィオナの双子の兄だ」
「あたしの方がお姉ちゃんなんだけどね」
赤い髪の二人。よく似た顔たちだ。
「そうなんですの? どちらが兄か姉かは後で判断しますの」
「ボクがラージ・モントーヤだ。よろしく」
「はい。こちらこそ」
それから、六人で食事をとっていく。話は自然と時流エンジンへと流れて行く。
「じゃあ、後は作るだけなんだね?」
「いや、設計図は出来たから試して誤差を修正しないとな」
「アルフィミィは助手をしながら技術を教えて貰いますの」
「父さん、大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。知識量は偏っているが、発想とひらめきは凄いんだ。おかげでかなり進んだよ。これなら近いうちに発表出来る」
何か忘れて…………発表…………そういえば、この二人の博士は死亡する。狙われるのか…………研究の為に技術が欲しいし、見殺しは嫌ですの。
「どうしたの?」
「いえ、大丈夫ですの。それより、資金はアルフィミィが出しますので発表は止めてくださいですの」
「え?」
「なんでだよ!!」
「理由は危険だからですの。時流エンジンの研究がかなり進んで試作機まで出て来ると、それを狙って群がってくる連中が必ずいますの。無限にエネルギーを生み続けるエンジンなんて、軍事産業の人からしたらとっても欲しいか、とっても邪魔以外の何物でもないですの」
「利益がかなり減るからか。確かにそうだな。完成して技術を公開するならまだ安全だろうが現段階だと誘拐や手柄を狙った連中も出て来るか…………わかった。公開はしない」
「「「父さんっ!!」」」
子供三人が大人の博士二人に詰め寄るが、二人がなだめていく。
「いいんだ」
「そうだ。今はこれでいい。後で見返せばいいん
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