第四話 混乱なの? 淫乱なの? どっちが好きなの?
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と将来生理が始まった時の事でも考えているのでしょう。もしくは将来結婚して、最初の方は円満な夫婦生活だったけど、エロエロな自分に夫がついてこれなくなって、セックスレスになったらどうしようとか悩んでるのでしょう。
いやぁ、大人ですね。
「あ、そういえばあやめちゃん。今度の休日にまたお茶会しない?」
と、ここで突然のお誘い。
まだ私を百合の道に誘うことを諦めていないようです。確かにすずかの家はお金持ちですし、養ってくれるなら身体を捧げるくらい吝かではありませんが。
尽くす女っぽいタイプで、利用されたあげく捨てられる姿がお似合いで、付け込みやすそうで、恋人に騙され貢ぐ系の女性に成長しそうですが、同性愛だと高町家の皆様に迷惑掛けそうですし。
ここは断っておきましょう。
まだ性的な行為も怖いですし。
「すみませんが、私の処女は将来結婚する相手に捧げるつもりですし、古風と言われようが、婚前交渉もちょっと……」
「誰もそんな事言ってないよ! いきなり話が発展し過ぎにもほとがあるよ!」
「海鳴のハッテン場――月村家」
「お姉ちゃんまで巻き込まないでっ!」
「私も巻き込まないでください」
「もうっ! もうっ! もうっ!」
そうじゃなくて! とすずか。
ぶんぶんと長い髪を揺らしながら首を振り、必死に否定して、
「私は同性愛者じゃないもんっ!」
と衝撃的な発言。
吃驚して、思わず食べかけの卵焼きを落としてしまいました。
「なん……」「ですって……!?」
どうやら隣で話を聞いていたらしいなのはとアリサも吃驚。なのはは口を大きく開いたまま戻せず、アリサにいたってはコップを落として地面にお茶をぶちまけています。それだけ驚いたようです。
「す、すすす、すずかちゃんって女の子が好きなんじゃないのっ!?」
「今日は四月一日じゃないわよ!?」
「えっ? えっ? えっ?」
予想外の展開になのはやアリサよりも慌てるすずか。
しかしあれですか。
半ば冗談のつもりで言っていたのですが、なのはやアリサの様子からすると、本当に同性愛者だったのかもです?
二人とも驚いているのですし。
「ご、ごめん一旦落ち着いて。私も落ち着くから一旦落ち着いて。二人とも私が女の子が好きだったと思ってたの!?」
あやめちゃんは冗談だろうけど。
続く言葉に私は頷きました。
冗談です。
からかっていただけ。
弄っていただけ。
むしろ男好きだと思ってます。
この場が更に混沌となり、みんな混乱しそうなので、言いませんけど。
「お、思ってたの……」
「だって男子と全然話さないし」
「あやめちゃんがキスされそうになったって言ってたの」
「男子が近くにいると嫌な顔するし」
「あやめちゃんが身体をいやらしい手つきで触られたって言ってたの」
「スキンシップやボディタ
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