第三話 魔法少女は大変なの?
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
い事極まりない話を沢山教えてくれました。
世界は幾つもあるそうです。それは次元世界と呼ばれ、見えないだけで隣り合っている、そんな世界です。テイルズ的に言うとシンフォニアのシルヴァラントとテセアラみたいなものですね。
そんな次元世界の一つで彼はジュエルシードとやらを発掘したそうなのですが、それが事故によってこの地球に散らばってしまったとかなんとか。
それで単身で地球にやって来て回収しようとするも、封印に失敗して大怪我を負い、魔法の資質を持つ者にしか聞こえないという念波で助けを求め、のこのことやって来たのがなのはさん。
魔法少女誕生だそうです。
因みにそのジュエルシード。全部で二十一個も存在するらしいこれは結構危険な代物なんだそうです。
宝石の形をした魔力の結晶体で、周囲の生物の願望を自覚のあるなしに叶える特性を持っているそうなのですが、正確に願望が叶う訳ではなく、しかも暴走しやすいらしいので、割と大変だとか。
しかし、ユーノ・スクライアくんは怪我で動けず。ならばとそこで立ち上がったのが我等がなのはさん。魔法の才能がかなりあるらしいので、ユーノ・スクライアくんの手助けをするそうです。
因みに現在二つ封印完了だとか。
《Keep your chin up my master. I'm always on your side.》
「うん、ありがとうレイジングハート」
赤い宝石に慰められてなんとかなのはは立ち直ったようです。
この赤い宝石はレイジングハート。通称レイハさん。AI(人工知能)を持った魔法の杖。デバイスっていう機械らしいのですが、私はなんか喋る携帯電話とかそういう認識を持ってます。カメラ機能とかありますし。
あ、てゆーかなのはは理数系以外の成績は普通なのですが、英語(正しくはミッド語らしい)で話し掛けられた今の言葉を理解しているのでしょうか。
私はちょっと気になったので確かめてみる事にしました。
「なのはさんなのはさんや」
「ん? なあに? もしかしてあやめちゃんもお姉ちゃんを慰めてくれるの?」
「なのはってレイジングハートの言葉をちゃんと理解出来ているのですか?」
「………………」
エターナルフォースブリザード(訳:その瞬間、空気が凍りました)。
《………………》
レイハさんめちゃくちゃチカチカ点滅してます。大丈夫ですよね、なのは、と訴えかけているように見えます。
因みに高町なのは。この間の英語の小テストで平均点より下でした。
「…………き、気合いと根性でなんとかしてるから大丈夫だよっ!」
そんななのはさんの回答は魔法少女というより熱血少年のようなものでした。
「…………」
私には何と言ってあげればいいのか分かりませんでした。
《…………》
レイジングハートは先程とは打って変わって弱々しく点滅を
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ