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俺屍からネギま
それは月だけが知っている
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か、子供が出来にくいのだ。


出来ない訳ではない…出来にくい。出来たとしても二人…一人も産まれなかった何て事もあった。


最初は偶然だと思った…しかし何代も続けば偶然は必然に変わる。


しかし御陵一族は諦める事なく一族の復興に務め、現在の規模にまでなってきた。




「はい、弓の辰美(たつみ)、薙刀の嵐真(らんま)、拳闘の獅子丸(ししまる)、筒の左近(さこん)に右近(うこん)、槌の號(ごう)、舞の夜魅(やみ)、そして我が愚息である源蔵(げんぞう)ですね…。

皆、御当主よりも年少ですが良くやっていると思います。

辰美と嵐真は好き合ってる相手がおり結婚も近いでしょう。

獅子丸と號は今、修行に精を出しておる最中で浮いた話しは有りませんが、彼らのに好意を持っている者もおり話しかける女性います。

夜魅はまだまだ学生で学校の友人と遊ぶ事が好きな様ですな…もう少し修行に身が入るとイイですな。

左近、右近と源蔵のトコは奥さんと励んでいる様ですが、残念ながらまだ子宝に恵まれておりません。


一族内で若様と年近い者が居ないのが残念ですな…孤児院では年近い者が多かったんですがやはり同じ御陵の血縁の者が必要でしょう。

その点では、左近と源蔵には頑張って貰わなければなりませんね。」


「そ…そうか。まぁ、陣に年近い一族の者が居ないのは残念だが……しかし、良く知っているな。」

哲心は、すらすらとプライベートな事まで出てくる美幸にやや驚いていた。



「いえいえ、一族の後方を預かる身と成れば当然の事です。」

しれっとした顔で答える美幸に皆、苦笑いを浮かべた。


「まぁあいつにも弟か妹を作ってやりたいし、まだまだ頑張るさ。なぁ〜はる。」

「あなたっ……ポッ…。」


「ははっはー、これはご馳走様です。ワシと美幸には源蔵しか生まれませなんだが…早く孫の顔が見たいものです。」

哲心とはるのラブラブっぷりに、にやけつつ弦一郎は孫が早く生まれて欲しいと言う本心が垣間見得た。



「また新選組の事ですが…各隊長達の元鍛練に励み、妖や鬼達の討伐に勤しんでいますが少々弱体化している感じも有ります。なので今後は、一部隊の人数を増やして事に当たっていこうと思いますが如何でしょうか?」

「そうか…いや、皆が努力しているのは分かってはいるが…仕方あるまい。一部隊の負担が大きくなるが……何の策も講じず、無駄に怪我人や死人を増やす様な事は出来ん。
部隊の構成は、各隊長たちとも話し合う必要があるな。」

「後は…………………。」

彼らはその後も御陵一族,新選組,関西呪術協会の現状を話し合い、哲心と弦一郎は悩みながらも対応に追われていった。





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