スーパーロボット大戦OGs
0117話
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機、体勢を立て直す。アクセルは念動力の共振により行動を読む事の出来るアヤ大尉、ブリット、リョウトで対応してくれ。こちらの態勢が整ったらすぐに援軍を出すので、あくまでも時間稼ぎに徹してくれればいい。他は各機損傷チェック。損傷の少ない機体はシャドウミラー隊の迎撃に回れ。損傷が多い機体は後方からの援護だ」
キョウスケの命令を聞き、R-3パワード、虎龍王、ヒュッケバインMk-Vボクサーがこちらへと向かってくる。
「念動力の共振……まさかこっちの転移先まで読まれるとはな」
その3機を見ながらそう呟くが、それ程の焦りはない。そもそも量産型のシステムXNは転移フィールドの生成にそれなりに時間が掛かる。今回のように何も知らない相手への奇襲攻撃という手段ならともかく、混戦になってしまうと使い所が非常に難しいのだ。
「食らえ、タイガーナッコォ!」
「そこだ、ファング・スラッシャー!」
「T-LINKコネクト……ストライク・シールド、発射!」
虎龍王からは虎のオーラを纏った左腕が。ヒュッケバインMk-Vボクサーからは十字型のファング・スラッシャーが。そしてR-3パワードからはT-LINKシステムによる遠隔操作が可能なストライク・シールドが3枚。
……ストライク・シールドが3枚? それが気になり視線を向けると、どうやら先のフルバーストを食らった時にストライク・シールドを盾にしてやり過ごしたようだが、その時のダメージで半分程破壊されてしまったらしい。
「アダマン・ハルパー、起動!」
アダマン・ハルパーを大鎌の状態で起動させ、柄の部分で飛ばされてきた虎の拳を殴りつけてあらぬ方向へと弾き飛ばす。そのまま返す刃でファング・スラッシャーを斬り捨て、念の結界により挙動を完全に把握していたストライク・シールドは最小限の動きで回避する。
ストライク・シールドが普段通りに6枚あったなら全てを回避する事は無理だったかもしれないが、3枚程度ならなんとかなる。
「相変わらずふざけた能力だな。だがいつまでも回避し続けられる訳でもない筈だ。各機、攻撃の手を緩めるな! 奴とて無敵と言う訳じゃない! はあああぁぁぁぁぁっ、計都羅喉剣!」
フルバーストから味方機を庇った為、装甲に多少のダメージを受けながらもその動作には全く支障がないのは、イルムの技量だろうか。はたまたグルンガストの機体性能の優秀さ故だろうか。いや、恐らくそのどちらもが組み合わさった結果だろう。
振り下ろされた黄色い刀身をアダマン・ハルパーの刃で受け止め……っ!?
念の結界に鋭い殺気を感じ、殆ど本能的にグロウセイヴァーをグルンガストの下方面へと移動させる。振り下ろされた計都羅喉剣がグロウセイヴァーの装甲を削っていくが、今はそんな事よりもとにかくこの場を離れる!
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