第二章 A's編
第二十八話 『集結』
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上げられる?」
「さすがに回復しながらだと…」
「そう…無理を言ってごめんなさい」
「いえ…お姉様の無事が確認できれば私はそれだけで…」
「ふふ、ありがと」
「それより、お姉様はどうしてアヴァロンを使わないのですか…?」
「今はまだ戦闘中だからよ。だから無駄な魔力は出来るだけ控えなきゃいけない…あいつらは只者じゃない事は身を持って体験したことだし」
「それなら、私もちょっと無理しますけど回復とスピードアップを並行して行います!」
「お願い…!」
私は連れてもらっている間にも回路に様々な武装を設計しておく。
いつでも出せるように…。
そして市街地に入るところで、
「見えた!」
「ほんとですか、お姉様!」
「ええ。ザフィーラっていう守護獣はアルフと、シグナムという剣士はフェイトと…って、いけない! フェイトがシグナムに押されている!」
「そんな…!」
「フィア! もう十分回復したからあなたはアルフとユーノの援護を。私はフェイトを助けにいくわ!」
「はいです!」
そこで私とフィアは二手に分かれる。
そしてタラリアを全開にしてフェイトの元へ向かう。
見ればフェイトはシグナムの振上げからの一刀の元、ビルにまで叩きつけられている。
シグナムはフェイトに向かって名を名乗る。
それに律儀にもフェイトは名乗りを上げる。
だけどバルディッシュにはコア部分に皹が入っている。
後一撃をもらったら大破するかもしれない。
そんなこと、させない…!
シグナムがフェイトに襲い掛かろうとしたその瞬間、
「停止解凍、全投影連続層写!!」
「「!?」」
二人は同時にこちらに向きフェイトは「パァッ」という表現がしっくりくる喜びの笑顔をして、対照的にシグナムは「やはり来たな!」というまるでランサーのような好戦的な笑みを浮かべる。
もしかしてシグナムも戦闘狂か…?
とにかく私はシグナムが剣の群れから退避したのを確認してフェイトの前に立ち、
「フェイト、無事…?」
「うん。でもバルディッシュが…」
「分かってる。これ以上の戦闘は不可に耐え切れないんでしょ? だからフェイトは下がっていて!」
「で、でも! シホ、体が傷だらけだよ!? ここに来る前になにかあったの!?」
「ちょっと、ね…」
そういい言葉を濁しながら私はその手に干将・莫耶と投影する。
「今は休んでなさい。でもいざって時には救援よろしくね。それとこんな時だけどまた会えて嬉しいよ、フェイト」
「私もだよ。シホ…頑張って!」
「ええ…!」
そして私はシグナムと同じ高さまで上がり対峙する。
「やはり来たか。しかしその傷ではそう長くは戦えないだろう?」
「そ
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