第3章 エドラス編
片翼
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なかった人間達も、やがて神の力に怖れを抱くようになってきた。」
「神の力といっても、その全部がワシら事情を知っている一部のエクシードのハッタリじゃ。」
「例えば、殺す人間を決める『人間管理』、本当は全部後付けです。」
「私達が殺す人間を決めているわけではないし、そんな力当然ありません。」
「ただ1つ・・・シャゴットには少しだけ未来が見る力があります。
人の死が見えるのです。それをあたかも女王の決定により殺していると思わせているのです。」
シャゴットと4匹の老いたエクシードがそう言う。
「じゃあ、翼が片方なくなったのは、その未来が見える力の代償か・・・?」
「いえ、それは別にあります。」
「別・・・?」
どういう事だ・・・?
「詭弁だわ。」
「「「シャルル・・・?」」」
突如、シャルルがそう言う。
「アンタに力があろうがなかろうが、私の仲間を殺すように命令した!!!それだけは事実!!!」
シャルルは怒り、そう言った。
「シャゴットはそんな命令はしておらん!!
きっと女王の存在を利用した人間の仕業・・・」
「違う!!!変な記憶を植えつけ、私の心を操り、滅竜魔導士抹殺を命じたでしょ!!!!
生まれる前から!!!!」
「それは・・・」
「ち・・・ち、ち・・・違うんだ!!これには話せば長くて深い事情が〜〜〜!!」
「どんな事情があっても、これだけは許せない!!!!
それにあなたはコージを殺す事も行っていたわ!!許せる筈がないわ!!!!」
「シャルル!!!今はその話はよそうよ。」
「そうだよ!!第一にシャルルにはそんな記憶があるのに
私やハッピーにないのがまだわからないよ!!!」
「シャルル!俺達がここへ来たのはその話を言う為ではない!!!」
俺達はシャルルに対してそう言った。今はそれどころじゃないからだ。
「わかってる!でも、それでも・・・!!!」
ガシャ
「?」
女王が剣を抜き、シャルルに床に回す様に投げた。
「シャルルさんの言い分はごもっともです。あなたには何の罪もない。
なのに1番つらい思いをさせてしまった。私の罪はあなたで裁いてください。
人間もエクシードも両方愛せるあなたにこそその権利はあります。」
シャゴットはそう言い、しゃがんだ。
「「「女王様!!!」」」
「シャゴット!!」
周りのエクシード達はそう叫んでいた。
「・・・・・・。」
シャルルはシャゴットが投げた剣の前に立った。
「シャルルやめなさい!」
「やめてよ!!」
ウェンディとミントはそう叫んだ。
「・・・・・・。」
俺は何も言
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