第3章 エドラス編
片翼
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?」
「ナディ様?」
「この人達はぼきゅ達に危険を知らせてくれたんだよ。
でも・・・誰も聞かなかったから、こんな事になっちゃったんだ。」
この猫、話が分かってくれて助かる・・・。
「何を言ってるんですか!?」
「こんなの女王様の魔法があれば、ぜんぜんへっちゃら!!!」
「怖くなんてないっス!!!」
「さあ・・・早く、女王様ー!!」
「こいつら・・・・!!」
まだそんな事を・・・!!!!
「えーと・・・その・・・。」
「もういいのです、ナディ。」
声の方には4匹の老いたエクシードとものすごい服を着たエクシードが現れた。
「時が来たのですよ。」
「あんたは・・・?」
「女王様ー!!」
「「「「「ははーっ!!」」」」」
こいつが女王・・・でも、何か・・・威厳がないな・・・。
「皆さん・・・どうかお顔を上げてください。
そして落ち着いて私の言葉を聞いてください。」
「何で女王様がこんな所に・・・。」
「きっとこれからすごい破壊の魔法を・・・。」
「シ・・・!!静かに。」
「今・・・エクスタリアは滅亡の危機に瀕しています。
これはもはやあらがえぬ運命・・・なので私は1つの決断をする事にしました。」
「人間を全滅させるんですね!!!」
「オイ!!黙って聞け!!!」
バサッ
女王は突然、上の服を脱ぐ。
「え!!?」
「な・・・何を・・・女王様!!」
「真実を話しておかなければならないという決断です。」
「真実・・・?」
「私は・・・ただのエクシードです。
女王でもましてや神でもありません。みなさんと同じエクシードなのです。
私には人間と戦う力などはないのです。」
「右の翼が・・・ない!?」
俺達とエクシード達は驚くしかなかった。
「隠してて本当に申し訳ございません。」
「隠して・・・?」
「コージさんにウェンディさん、シャルルさんにミントさん、あなた達にもごめんなさい。
全部私のせいです。どうかここにいる皆さんを恨まないでください。」
女王はエクシード達と俺達に謝罪をした。
「いえ・・・“女王”というものを作り出した我ら長老にこそ責任がありますじゃ。」
「・・・どういう事だ?」
俺は疑問に思い、女王に聞く。
「私達はとても弱い種族ですじゃ。大昔・・・人間達にひどい事もたくさんされてきました。
だから自分達を守る為に私達には力があると人間に思いこませたのですじゃ。」
「そしてエクシード全体が自信を取り戻せるよう
エクスタリアの皆に対しても神の力を信じさせました。」
「初めは信じ
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